書斎テーブル


 

作り方
書斎にテーブル作りつけることにした。

うちにある家具の中で、色の濃いものは、
書棚と、少しデザインが入ったキャビネット。
これらをまとめて、この一角だけ落ち着いた雰囲気にすることにした。
おなじみの4200mmの赤松集成材板を購入。
幅をきっちり測って店でカットしてもらった。

帰宅後、残った切れ端をジグソーを使用して曲線カット。
それらをつなぎ合わせて大きめのテーブルにする。
接続には、短ざく金物×2と、木材。木材は後に壁にも固定するためテーブルの端に固定する。
(木材は、800×45×60。見えない部分なので、汚れもささくれもそのままで使用)
金物は、昔に買って余っていたものを流用。ドリルでビス穴を8個づつ追加する。 (金物は、木造住宅の構造材の繋ぎ合わせ等に使用するものと思われる。12mmのでかい穴が開いていたので。) 裏から固定するので、ビスの長さは表に飛び出さない長さにする。

こんな感じに固定

次に、端を丸く加工する。
電動カンナを使用せず、グラインダーに100円ショップで購入したやすり(#60)を使用して、なんども繰り返し端を削る。
この方法だと、曲線部分も問題なく削れる。
但し、年輪が詰まっている部分は削れにくく、租の部分は削れやすいので、力加減が難しい。
よい感じに形が整ったら、次は板の合わせ目の処理。
板は完全にまっすく切断されていたわけではなく、1ミリ以下のゆがみがあったため隙間が空いている部分がある。
(カットの精度か、経年変化か分からない)
隙間を充填剤で埋めていく。
その後乾燥するまで、一日待った。

充填剤が固まったらやすり掛け開始。
最初#120を使用したが、ほとんど削れなかったため
#60で隙間以外の部分の充填剤を削り取る。
そして、端だけではなく上面も#120、#180、#400とかけてツルツルに。
(番手の選択は、手元にあったものを使っただけ。
 #240を使いたかったが、無かったので#180で代用した。買えって(^^; ものぐさが過ぎる。)

床に新聞紙を敷き詰めて、多少テーブルの下に木材の切れ端を置いて床から浮かせる。
そして、ニスを塗る。
今回は初の濃色。
これが塗りにくい。
木目に合わせ横に一気に塗ると、刷毛の幅間隔で縞模様になる。
分割して塗っていくと分割した境目部分が濃くなる。
無色なら目立たないが濃色は、非常に目立つ。
さらに、刷毛の抜け毛も非常に目立つ。
乾いてからだと、やすり掛けしても消せないので、
塗った直後にカッターの先端を使用して取り除く。(ピンセットでは取れなかった)
そして、すぐに刷毛で均して跡を消す。
ニス塗りは手早くやらないと、どんどん乾いてきてしまって仕上がりが汚くなる。

6時間後、やすり(#180)をかけた後に2度塗り。
1日後、やすり(#180)をかけた後に3度塗り。
今回は、この状態で仕上がりとした。
(重ね塗りは、6時間以上乾かしてからと書いてあったが、
 塗る前にやすり(#180)をかけると、乾いていないニスがやすりに付着するので1日置いたほうが良い。)

ニスの色合いは、塗った回数によっても随分変化する。
1回目に塗ったときに、周りの家具と比べて赤みが少ないと感じたが
重ね塗りをすると程よい色合いとなってきた。
また重ね塗りをすると、ついてしまった縞模様が目立たなくなる。
もう一回くらい重ね塗りしたかったが、周りの家具の色合いも見て3回で止めた。

ニス塗り完了

テーブルを支える部分は、つなぎ合わせに使用した木材と
棚受け、そして、キャビネット。
キャビネットは、高さがあったので引き出し部分を丸のこでカット。
これが750mmで、板材の厚み30mmと合わせて、テーブル高は780mmとした。
テーブルの高さの標準は700〜800mmくらいらしい。

加工前キャビネット ざっくりカット

そして、上り框用の木材が手元にあったので、これもカットして
テーブルの脚とした。(無くてもよかったが、デザイン的な要素として)
ただ、この上り框用の木材
もらい物(廃棄品)なので、ひどい傷があった。
そのためまず、傷の部分をやすり掛け。
凹凸が無くなってから、クレヨンのような傷隠しを使用したが全く無駄。
余ったニスを塗り、乾き始める前に、ちぎった新聞紙でふき取るように塗り込むと
これが良い感じに仕上がった。

足場の上にテーブルを乗せ、裏からビス止めしたら完成。
(框用の木材と、キャビネットにはただ乗せただけ。後で様子を見ながら固定するかも。)
色の調和も悪くない

予算

赤松集成材 4200×500×30 8965円 (ずいぶん値上がりしたなぁ)
店でのカット 55円
油性着色ウレタンニス 300ml (新チーク) 約1180円
刷毛 110円
グラインダー用やすり 110円
棚受 250×150 598円
短ざく金物 約50円×2 ?(古いので不明)
充填剤 約300円?(古いので不明)
ビス・紙やすり・うすめ液 等 約300円分?
キャビネット・框・繋ぎ用木材 等 廃材利用で0円!?
約11718円


戻る