クラッシュ歴

2002年〜

2002年

 3月

最近は、いろいろと環境問題が取り上げられているからかどうかは定かでないが
一風変わったレースが企画された。
それも燃費レース。

ルールは、多少燃料の量の異なる燃料タンク(200cc)をくじ引きで決定し
それをカートの燃料ホースに取り付けてどこまで走れるかといったものだ。
長い距離を走った者が勝利。
先頭の人に一週差を付けられるとその時点で終了というルールも加えられた。
スタートはいつものローリングではなく押しがけスタート。

くじ引きの結果、まあまあ普通のタンクをゲット。
OK。戦略次第でトップもねらえる。
吸い込み口が下になるように、タンクも斜めにガムテープ固定。
準備は万端。

そこで、○○さんがいきなり試験走行。
ストレートも結構のびる。普通の走行と変わりないようだ。
5週程度で燃料切れ。
むむ、どれだけ走るのかが分かってしまったぞ。
賛否両論の出る中、○○さんは試験走行で無くなったガソリンを
タンクに補充したまでは良かったが、その量が多すぎた!
速攻で発覚して抜き取られてしまう。(^^;

グリッドはだいたい真ん中辺となった。
そして、レーススタート!
かかりやすいエンジンの利点を生かして
まず頭を押さえる予定だったが、
エンジンがかからない!
どうやら燃料ホースを付け替えるときに空気が入ってしまっていたようだ。
不覚じゃ!
ようやく走り出したときにはトップは既に半周ぐらいしていた。
これは追いつかないので、戦略変更。
トップに抜かれないギリギリのペースで燃費走行に徹することにした。
コーナーはなるべくブレーキを使わないように。
そして、一週目はデータ取り。
ストレートをベタ踏みしてみた。
そして、燃料をのぞき込むと・・・うぉっ!
もう1/4が無くなっている!
これでは5週も持たない。
そして、アクセルはベタ踏みはせずに程良い加速を得られる踏み込みへ。
ストレートは半分すぎたらアクセルを踏まないことにした。
さらに危険だが、キャブを絞り込む。
トップの位置を気にしながら走行。
だんだんと追いつかれれてきたなかで、
一台、一台と不稼働になっていく。
そして、トップもついにガス欠。
よし、後は、同じ燃費走行軍団との勝負。
ガムテープの隙間から燃料タンクをのぞき込むんでみると、
当然の事ながらかなり減っている。
さらに、ストレートでの(エンジン高回転時の)アクセルを制限。

そして・・・
誰もいなくなった・・・
走っているのは自分のカートのみ!
手を振りながら走行後、全快アタック!
一周したところで燃料切れとなった。
さすがにキャブを絞り込んだ人まではいなかったか。
圧勝だった!

最後までイイ勝負をしていた○○さんは、
急いで取り付けたタンクの燃料吸い込み口が上を向いていて、
すべての燃料を使い切れなかったようだ。(^^;

たまには、変わったレースもおもしろい。
2002年

 3月24日

最近忙しく、今日は久々のカート。
元気に仲間とバトルを展開。
しかし、どうにも遅すぎる。あっという間に抜かれて置いて行かれる。
ま、タイヤがすり減っているせいもあるだろうと思い走行を続けたが、
怪しい振動を後輪あたりから感じて、緊急ピットインしてみると・・・
なんと、右リアのタイヤ止めボルトが一本折れていた!
おかげさまで、他のボルト穴が削れて楕円形に・・・(T-T)
ホイールの内側にはアルミ片が散乱していた。
もっと早くに気が付けば良かった。

気を取り直して、燃料を補充。
今日はタイヤがすり切れてメッシュが見えるまで乗るつもりで再びGO。
今回はさっきよりは後輪がグリップするので何とかブロック。
楽しいバトルを展開中、コーナー手前で黄色いFK-9が目に付いた。
ピットに帰るつもりだったのかコースアウト、減速するだろうと思ったが、
しかし、そのままこちらの方へ・・・うわっ!!!
すでにコーナリング中だったため回避操作もままならず。
とてつもない衝撃の後に気が付くと、
目の前をアスファルトが左下にゆっくりとを流れていく光景が目に映った・・・。
そして、着地。
ゴロゴロ転がり回った。
何回転したか分からないが、最後にはちょうど四つん這い状態で立っていた。
とりあえず、体を動かしてみた。太股と腰に痛みを感じたが大丈夫、皆動いた。
打撲の痛みだったので安心して、横になる。
アスファルトの上に大の字になって寝ころび、空をを見上げるのは気持ちがいい。

そのうちみんなが集まってきて、心配そうにしていたため少しパフォーマンス。
口だけは何故か軽かった。(笑)
しばらくして、ショックによる体の震えが始まったので、みんなかなり心配していた。

結局、太股と腰の打撲だけで済んだらしい。
カートで、正面衝突、さらに後ろからも突っ込まれてこれだけの軽傷で済んだのは
日頃の行いがよかったせいかもしれない。(笑)
太股は三カ所ほどぶつけたらしく、当日はまるでスケートの清水選手のような
ぱんぱんの太股にきりっと引き締まった膝まわりのギャップがすごかった!
そして、なぜか指も細くなって指輪がスポスポに!?
しかし、二日目からは膝のまわりも腫れてただのデブチンに・・・。(笑)

カートは、フロントまわりがぐちゃぐちゃで、フレームもひん曲がり、ハンドルとシャフトも曲がり。
ううっ、まだ買ってあまり乗っていなかったのに・・・(T-T)
カートはともかく、他のドライバ達はほとんど怪我が無かったようだった。
コースアウトしてきた車は、初心者でしかも1週目、コースがよく分からなかったそうな。
事故の割には、怪我が少なく幸運だった。
たまたまコーナーでスピードがあまり出ていなかったことも幸いした。

教訓:
気を付けよう、不測の事態はいつ何時でも起こる可能性を秘めている。
スピードは控えめに。シートベルトを締めよう。ABS・エアバッグを付けよう。いいタイヤをはこう。(笑)
そして、燃費や環境など気にせずでかい車に乗ろう。FK-9は強かった。(爆)

2002年

 5月

そろそろ傷も癒えてきたところで、今回はカートを修理することにした。
中古とはいえ買って間もない車を廃車にするには忍びない。

それにしてもフレームは見事にひしゃげているため、前のように鉄パイプでねじってもらちがあかない。
四角いフレームが平行四辺形・・・というか台形というか・・・まあ、とにかくこんな形ではまともに走れない。

ということで今回は、もっとまじめにフレーム矯正をすることになった。
まずH鋼を適当な長さに切って溶接、四角いフレーム矯正台を作る。
カートはシート以外はほとんどすべて取っ払った。
そこにフレームの曲がっていない部分を溶接。
準備は整った。

クレーンの端をH鋼に、もう一方をフレームに引っかけてギリギリと引っ張る。
ところが、H鋼の溶接が甘かったため作業途中でフレーム矯正台が壊れてしまった。
溶接し直して、しきりなおした。
適当なところで、クレーンをはずし、フレームのゆがみ具合を計る。
それを繰り返して何とか妥協できるところで作業を完了。
フレームも一部塗装しなおせば、結構きれいに仕上がった。
希望も沸いてくるってもんだ。

後は、フロントボックスやペダル類を取り付けるフロントフレームだ。
これは、あっさりと切断し、古いカートの物を切ってそれを溶接した。

さて、まともに走るかどうかは、次週。
2002年

 5月

矯正したフレームに外した部品を取り付けて見る。
フロアはフレームのネジ穴の位置がずれたため、一ヶ所ネジ止め不可。
たまたま、ドリルが手元になかったのと、問題なさそうな中央付近の場所だったので
今回はパス。(後でまた問題となるのだが・・・)
ハンドルの軸は変な形にひん曲がっているで、直すのにも限界がある。
カートスタンドに乗せて片手で回そうとするとスタンドが動いてしまう。
かなり重くなったが仕方ない・・・ある程度の重さでここも妥協。
ハンドルが円形じゃ無くなり、3次元の怪しい形をしている。
これも力ずくで矯正。とりあえず2次元の円形に戻ったのでこれもよし。
フロントボックスそのものはものすごいひしゃげよう、
また下側が完全に裂けて筒状ではなくなっていた。
またしかし、素材が素材なため何とかそれらしい形に戻ってくれた。
付いてりゃOK。
サイドボックスの取り付けフレームもゆがんで付けられない、
ガンガン踏んづけると何とかそれらしい位置に付けられるようになった。
こんなもんでOK、OK。

さて、このオンボロカートで走行してみる。
エンジンも無事で、問題なく吹けあがる。
特にどちらかに曲がりにくいということもなくフレーム矯正は成功したらしい。
以前は、高速走行するとハンドルにものすごい振動を感じていたけれど、
怪我の巧妙か、それが無くなった。ハンドルの重さも走行中はさほど気にならない。
恐怖心もない。
さあ、また走りだそう!
2003年

 4月

ゴミ山のようなところで鉛の板を発見した。聞いてみるとカート用のバラストだという。
2枚で2キロ。これは早速試さねば。
うちのメンバーさんは重い人も多い、軽い私は早くて当たり前、これではつまらない。(楽しいときもあるが(^^;)
リアステー、ゼッケンを付ける辺りにボルトでしっかり固定して走行してみるが、異常に気づいて戻ってきた。
板が曲がってボルトがゆるみ左に端で落ちそうになりながら路面をこすっていた。少し削れてしまっている。
数十グラムは軽くなったに違いない。

今度はガムテープでぐるぐる巻きにして挑戦。
さすがガムテープ!ずれる気配はない。万能アイテムだ!

アタックしてみると直線の伸びは確かに鈍ったが、高速コーナーでの安定感と粘りが増したような感じだ。
ラップタイムを見ると、なんと、0.1〜0.2秒ほど速くなっている。
これはいったい・・・
もっとデータを取らねばなるまい。
2003年

 5月

カートの準備ができて、まずは一発目の押しがけだ。勢いよく押して後輪を路面にたたきつける。
最近はこれだけではなかなかかからない、特に一回目は。
そのまま加速するためにハンドルに手を伸ばしたそのとき!
バキッ!
なんとハンドルのスポークが一本折れてしまった!
こんなところがなぜ折れる???
古い記憶も一瞬頭をよぎる(--;
正面衝突の時の修理で金属疲労が蓄積していたのかも。

とりあえず、スポークがずれてしまっているので手前に力一杯引いてみた。
バキッ!
引きすぎて、今度は手前側にずれてしまった(^^;
なんとも難しい。
スポークは後二本残っていることだし、押しがけの時に気を付ければ、
ドライビング時に前後に力を加えることもないだろうと考え
とりあえず、ガムテープでぐるぐる巻きにした。
走行してみると全く問題なし、OKだね。
2003年

 5月

貧乏カーターに消耗品以外の部品を購入する金はない!(^^;
100円ショップを物色していると、使えそうな物が置いてある。
ダンベルだ。早速6個購入。(6×1キロ)

次のカートの日がやってきた。

まずは重り無しでデータ計測。
次に上着の左右のポケットにダンベルを2個ずつ、計4キロ搭載してみる。
第一高速コーナーでハンドルを切ると重りで上着が横に引っ張られる。
ここまでは予想通りだったが、なぜか苦しい!
首が締め付けられる!
これはヤバイ!
我慢をすると走行中に気を失うような気がしたのですぐやめることにした。

重りは、やはりカートに付けた方がよいということで、
場所を変更しながら0〜8キロの範囲で走行データを取ってみた。


上図のa〜eの場所に重りを搭載。a、bは2キロ。他は1キロ。
タイムはタイヤが暖まるまでの数周を除いた3〜5周程度の平均。

重りの搭載位置 重り重量[kg] タイム[s]
無し 0 27.9
a b 4 27.9
a b c d 6 27.7
a b c e 6 27.6
a c e 4 27.7


4〜6キロの重りを装着してもタイムが悪くなるどころか逆に良くなるという結果が得られた。
エンジンとは逆側に偏るようにすると良いのかも知れない。
かなりいい加減な測定ではあるが、重りを乗せたのにタイム短縮傾向にあることは確実。
重量配分(シートの位置)の重要性がよく分かった。
次回はもう少し前の方に搭載してみたり2キロや8キロのデータも取ろうと思う。
(今回2キロや8キロのデータは紛失)(^^;

2003年

 5月

またしても、楽しいバトルを展開中。
どうもおかしい。
スピードののりがいまいちだ。
これでは、前車に追いつけないので
ピットに入って確認してみると、

足をどけたその場所から路面が見えている・・・
なんと、フロアが削れて無くなっていた!
そして・・・靴もかなり削れている・・・
やはり異変を感じたらすぐにピットに戻るのはいいことだ。
危うくかかとまで削ってしまうところだった。

軽いがもろいファイバー製のフロアは、
事故の衝撃で前方のネジ周りがかなり崩れていた。
修理の時にネジ止めをしなかった場所があったのがまずかった。
足の重みが前方のネジに集中してついに破れてしまったようだ。

−−−後日−−−
古いフレームのフロアが残っていたので移植してみる。
フレームが違うので穴の位置は全くあわないのは当然だが、
余っている場所と、不足している場所、
斜めに取り付けないとネジ穴をあけられない場所さえある。
やはりフレームはまだかなり変形している。
でもまあ、走ればOKでしょ。(^^;

 

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