カートとは?
100ccのエンジン、4つのタイヤ、ハンドル、ブレーキ・・・走るために必要な物しか付いていないシンプルな乗り物です。最初はこんなもんで走るのかと思ったくらいです。でもあなどってはいけません。その簡素な見た目からは想像もつかないようなポテンシャルを秘めています。 エンジンは2サイクル100cc、そこからリヤシャフトにチェーンで直結。(円心クラッチの付いている物もあります。)後ろのタイヤにはデフなんていう代物はなく、リヤシャフトの両端にタイヤがくっつていいます。そして、そのリヤシャフトにはもうひとつ、プレーキが付いています。なんとブレーキは後輪しか利きません。乗用車で言えばサイドブレーキ・・・。そんな危ない走りはできないって?いやいやタイヤをロックさせたりコーナーリング中にブレーキを踏まなければ大丈夫。 ハンドルはかなりクイック、そして当然ながら重ステ。加えて、キャスター角が結構ついている。これはどういうことかというと、カートに座ってハンドルを切ると後輪が一つ浮く。デフのないカートはコーナーを曲がるとき三輪状態で曲がっていく。この分さらにハンドルは重い。体重のある人は・・・もっと重い。 カートには、サスペンションなんて物はない。路面のギャップはまともに拾います。公道なんて走ったら・・・わだちで背骨が折れるんじゃなかろうか? ま、それは言い過ぎたとしても、高速で走ると路面がわずかにウネっていても、運転手にしてみればガンガンと路面から突き上げてくる感じがします。これが高速コーナーだったりしたら、あばらが折れるって言うのもよく分かります。エンジンもフレームに固定してあるので振動が凄い。文字通り、アクセル踏むとしびれますよ〜。 燃料は、ハイオク。オイルを混合して使用します。燃費は以外と良くて10Km/Lは軽く走ります。 カートのサーキットや、レジャーランドなんかでも5〜10分2000円程度で乗れる物があります。あれはあれで結構楽しいけどレーシングカートとは乗り心地が全然違います。いうなれば、スクーターと400ccのバイクくらいかな。 もし、乗用車でコーナーを攻めるのが好きなのなら、カートをお勧めします。サーキット走行料も手頃なので、公道を走って迷惑をかけたり、1ミスで修理に大金をかけるよりは、遙かに経済的で安全、そしてなりよりリスクが少ないといえます。加速も横Gも申し分なく、互いに全力で走る他車をブチ抜く快感は、ハマること間違いなし。(^^; |
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