危ない改造講座

ラジコンやるなら、他の車よりやっぱり速くなくては。
モーターがマブチと決まっているなら
やはり肝はローフリクション化、そして軽量化。
以下の改造を行って、壊れても私は責任もてません。(^^;


マブチモーターは、他のモーターに比べて非力です。と言うことは駆動系(ギア)にかかる負担が少ないはず。
そして、スピードもそんなには出ないので、改造の方向性としては、
「余分な耐久性を犠牲にしてフリクションロスを低減する」
これだ。

ベルトを細くする
タミヤホップアップオプションズ TA03アラミドドライブベルトの幅は4mm。
う〜ん、太い。他のメーカーからは3mmのドライブが出ていたりします。となれば、切るしかないでしょう。

方法:

まず、切れの良いカッターまたはアートナイフ等を準備。車が走らないようにどこかに乗せてアクセルON。
(乗せるのはガムテープの上なんかが結構いけます。テープのサイドに多少粘着力があるので、テーブルと車体にべたべたとひっついて固定してくれます。高さも妥当。)
動いているベルトにカッターの刃を当てます。このとき当てる位置は、プーリーの上。堅いところがよいでしょう。
ずくにベルトは切れ始めます、そのまま切ろうとすると完全に切れる前にプーリーに当たるので
その前に一度カッターの刃を放します。
そして、プーリーの近くで続きを行います。
アラミドドライブベルトは、アラミド繊維が均一に入っていないため、ガツガツと当たって切れ味が悪いので、カッターはしっかり持っていないとけがをしたり、ベルトの切断に失敗する可能性もあります。

これで、3mm、2.5mm幅のドライブベルトを作れます。

耐久性:

どの程度かまだ不明。しかし、半分以下と推測。
ちなみにアラミドドライブベルトは、1年くらいだと思います。

2mmにすると耐久性はかなり悪くなります。
壁に車を当ててアクセルをONにすると、一発でベルトの歯が全て飛びます。(^^;
これが出来れば2本になるのに・・・。

1mmにするとベルトがひっくり返って使い物になりません。
しかし、プーリーを細くすれば・・・いやいや、アルミパーツにメスを入れるのはまだやめておこう。(^^;

効果:

しばし待て。


ギアを削る
ローフリクション化と言えば、やはりギア周り。タミヤカーはここがネック。スパー&ピニオンはもちろん0.4モジュール。イーグル模型からローフリクションギアセットも出ている。しかし・・・しかし・・・しか〜し!フロントに1WAYが入っていたら、そこにとんでもなくぶっといギアが残ってしまうではあ〜りませんか。
ギアのローフリクション化は、ギアの歯の大きさを小さくすることと、ギアの幅を狭くすること。歯の大きさは変えられない。となれば、やってしまえ。

方法:

カッターで削る。おしまい・・・。済みません。
まずは、切り取る部分に印を付けます。
ギアボックスを開けて、ギアを露出します。ギアにカッターの刃を当てて、もう片方の手でギアを押さえながらそのギアを回します。そしてきれいに一周傷を付けます。(カッターの傷は見にくいので、ペンか何かで印を付けた方がよいかも)

次にギアの端を作ります。
ギアを手に持って、印を付けた部分に深々とカッターの刃を突き刺します。完成したギアの見てくれが悪くならないように、しっかりと切り込みを入れましょう。
あとは、斜めに刃を入れて三角に切り取るなり、端から水平に刃を入れて一気に切り取るなり、良いように料理しましょう。
削りかすや、削り残しがあるとよろしくないのできれいに仕上げましょう。そうしないと、走行音がうるさくなります・・・。

耐久性:

ノーマルの状態では、おそらく車体がぼろぼろになってもこのギアを交換することはまずなさそうです。
とりあえず、1/3にしてみましたが(約7mmくらい)耐久性はまだ不明です。
イーグル模型のギアよりは2倍以上幅があるのでおそらく大丈夫なのではないかと思います。

効果:

しばし待て。


ベアリンググリスの交換
ベアリングを指で弾くように回すと、すぐに止まってしまう事に気が付きます。これが、大きなベアリングだったら回る続けるだろうにと思ったら、何とかしたくなりました。

方法:

タミヤのラバーシールドベアリングのラバー部分は簡単にはずせます。
カッターの刃をラバー部分の外周の端に軽く突き刺してえぐってやります。
くれぐれもシールドの内周の端は傷つけないでください。ベアリングにこすれて回りにくくなります。
シールドを表裏とも外したら、付いているグリスをきれいに洗浄してやります。ブレーククリーン、パーツクリーナーなどを使います。そして、もっと粘度の低いグリスを塗ってやればいいわけです。

私が選択したのは、クレCRC5−56。(^^; グリスじゃないって?やっぱしやるからにはこれくらいやらないと・・・。
これは、確かに効果抜群でくるくるよく回るようになりました。しかし耐久性は・・・かなり不安です。
そのため、ギアボックス内のベアリングのみ試しています。


耐久性:

全く不明。

効果:

しばし待て。


モーターに小細工
駆動中のモーター内を覗いてみると、ブラシの部分で放電現象が起こり火花がでているのが分かります。やはりそこには電気抵抗が発生しておりエネルギーの無駄が発生しています。これに対処します。

方法:

方法は簡単。ブラシの部分に接点改良材を塗ります。
これは、接点の電気抵抗を減らすものです。
私が試したのは、"SETTEN" No.1 。


耐久性:

無い!
寿命は短く十数秒といったところでしょうか。
やはりあっという間に蒸発してしまうらしい。
スタートダッシュにしか使えません。

効果:

絶大な効果があります。ストレートが異様に伸びます。
しかし、この耐久性では・・・(^^;

 

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