”恐怖” の効能、そして月下危うし。





本で読んだことがある。


”恐怖” という感情は、人間が生きていく上で欠くことの出来ない、重要なファクターなのだそうだ。それは、一種の ”精神の安全弁” のようなものであるらしい。


高所恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症・・・・その種類はなんでもよいのだが、その対象が不条理であればあるほど、つまり、説明のつかないような恐怖であればあるほど、それは、安全弁として優れた効力を発揮する・・・・・んだそうだ。


なんとなく、わかったような、わからんような・・・・・( ̄  ̄; うーん


ところで、月下は何が怖いのか??
高いところも、狭いところも、とんがりの先っちょも、別に怖くないけれど、蛇は・・・怖いですね。あればっかりは無性に怖い。『この道、蛇が出そうだな・・・』 と思っただけで、もう先に進めない。フリーズ。


「そっかぁ〜〜、私の精神の安全弁は蛇恐怖症なんだぁ〜〜・・・・ψ( ̄▽ ̄)」


・・・・と思ったが、しかし。
いくら蛇が怖くても、あんなものは夏季限定商品である。寒くなったら、にょろにょろと暖かな地下にもぐって、とぐろを巻いて眠りこけているのだ。


蛇が冬眠中、私の”精神の安全弁”とやらはどうなってしまうのか??



人生の落とし穴は、どんなところにひそんでいるかわからない。