中国雑技団からスカウトがくるかもな。





みなさん、日課にしていることって、ありますか?


月下の場合、毎日することのひとつに、ストレッチというのがあります。ストレッチ、ですよ。あの、身体を伸ばしたり、曲げたり、するやつですな。


朝、家族を送り出して、掃除やら洗濯やら、家事を一通り終わらせて、コーヒーを1杯淹れます(このコーヒーだけは手抜きをしないで、豆で淹れます。これもささやかな日課)。それから、30分ほど、ストレッチをします。


何を隠そう(別に隠しちゃないけど)月下さん、とにかく体が硬くて硬くて。


思い起せば中学時代・・・・体育の時間に体力測定というのがあってですね、『立位体前屈』 っていうのをやらされたんですよ。台に上がって、直立の状態から身体を前に折り曲げていき、伸ばした指先が爪先を超えて、さらに何センチのところまで届くか?っていうやつですね。


でね、「はじめ」って言われて、前屈しますわな。前屈しますとも。そりゃぁもう、前屈しまくりですとも。なのに、なかなか計測してくれなくて。『は、早く測ってくれよぉ〜〜』 って思ってたら、もう一度、「はじめ」って言われて。『もう、始まってるよぉ〜〜、月下的には、かなーり前に折れてるよぉ〜〜、超前屈状態だよぉ〜〜、限界だよ〜〜・・・・』 って(笑)。あまりにも体が硬くて、まさかその状態が、前屈をしている状態だとは思ってもらえなかったらしく・・・・(笑)。


まぁ、そんな具合でして、これから歳を取っていった時に、これはまずいんじゃないのか?どうかすると、危ないんじゃないのか?・・・・とね、多少の危機感を覚えて、始めたわけです。


でも、このストレッチの時間というのが、精神的にも重要な役割を果たしているらしいことに最近気付きまして。


月下の場合、ストレッチをする時には、部屋で御香を焚いて、ライブのDVDとかを、まぁ結構いい感じのヴォリュームでかけながら(笑)、やるんですけどね。・・・・あぁ、もちろんこのタイミングで誰かが尋ねてきても、居留守ね、月下の得意な居留守(笑)。ついでに電話もシカト(おいおい、大丈夫なのか?)。


誰の声も届かないし、誰の声にも応えない。次にすべきことについても、今日しなくてはならないことについても、考えない。とりあえず、この時間だけは保留。


そうすると、一時的にではあるけれど、日常の雑事から解放されるんですよね。それがすごく新鮮で心地よいわけです。最近は、むしろそういう環境を作るために、ストレッチの時間をとっているという感じでさえあります。


きっとみんなそうだと思うけど・・・・毎日結構忙しいじゃないですか?やらなきゃならないことに、追い掛け回されてる間に、1日が過ぎて行っちゃう。それって仕方のないことだけど、でも、ずっとそういう状態の中にいると、体もさることながら、気持ちが疲れちゃう。


だから、短い時間であれ、自分をそういう雑事の届かない状況に置く事で、すごく解放されるんですよね。言ってみれば、一時的な待避所のようなもので。


こういうことって、時間があるから、暇だからやるっていうもんじゃないと思うんですよ。むしろ、忙しいからこそ、時間がないからこそ、するべきことなんだな・・・・って、最近になって思うようになりました。


・・・・え?肝心の柔軟性の方はどうなのかって? Σ(|||▽||| ) ぇ…
相変わらず、前屈は苦手(爆)。でも、聞くところによると、前屈って、できない人はできないものらしいよ(・・・・って、ほんとかよ?)。
でも、足を開いて床に座って、前の床にオデコが付くようにはなりました。寝転がって足を真上に上げ、そのまま頭の後ろに爪先が付くようにもなりました。月下にしては、素晴らしい進歩です。
この感じだと、近い将来、中国雑技団からスカウトがくるかもしれません。きっとくるでしょう。くるに違いありません。あぁ、どうしよう(はい?)。


まぁ、雑技団の方は丁重にお断りするにしても・・・・月下は今年36歳ですから、肉体的には下降の一途を辿っているわけですが、それでもまだまだ、いろんなことが出来るようになるもんだなぁ〜・・・・なんてね、思ってみたりもするわけです。こういうのって、悪くないです。


まぁ、継続はアレだね、アレ、あのぉ〜・・・・まぁ、そういうことです(わっかんねー)。