食癖・・・とでもいいますか?





誰かと一緒に食事をしていて、『Σ( ̄□ ̄ えぇっ!!』と驚くような食べ方をするのに、遭遇することがある。今回は、そんな食べ物のお話。 



その1.目玉焼き編 


つれあいの職場に、週に2回、アルバイトに来る彼。朝早く家を出てくるので、出勤前にうちへ寄って、朝ご飯を一緒に食べるのが習慣だ。 


朝ご飯の定番といえば、言わずと知れた 『目玉焼き』。目玉焼きが上手に焼けた朝は、それだけで、なんだか1日イイ事がいっぱいありそうな、幸せな気分だ。ある作家が言うところの、《小確幸(小さいけれど、確かな幸せ)》 である。つるんとした真っ白な白身、ふっくらと盛り上がったやわらかな黄身。目玉焼きは、審美的にも、素晴らしくキュートな食べ物だ。 


それなのに、である。 
その彼は、そのキュートな目玉焼きを 「両面焼いて下さい!!」 と言う。両面・・・両面・・・それは、あのつるりとした美しい表面を、あちあちに焼けたフライパンに押し付けろ、ということである。 
なんという、むごたらしい!!(T∇T) ウウウ  味はともかく、この調理法は、もはや残虐行為である。 


私が、この 『両面焼き目玉』 を焼くようになって2年ほどが経つが、キレイに焼けた目玉ちゃんをひっくり返す瞬間、私はいまだにある種の罪悪感を感じる。 



その2.カレーライス編 


カレーライスにソースをかけたり、醤油をかけたりする人はわりと多いので、この類の話にはあまり驚かない。今回の問題は、メニューである。 


ある日の夕方、友達がうちにやって来た。私は、夕食の支度の真っ最中である。 


友達 : 「あ、今夜はカレー?」 
月下 : 「うん。 (^¬^)うまそ〜でしょ。」 
友達 : 「カレーと豚汁?」 
月下 : 「と・・・豚汁!?。。。Σ(`д´*ノ)ノ 豚汁は・・・ないけど・・・。」 
友達 : 「え〜〜 ( ̄□ ̄) ・・・カレーと言ったら豚汁じゃん!!」 
月下 : 「うっそだぁ〜〜・・・」 


・・・と、まぁこんなわけである。 
彼女のうちでは、カレーと言えば豚汁らしい・・・・いや、そりゃぁ美味しいよ、どっちも。でも、なんでカレーと豚汁なんだ?? 
ちなみに、うちではカレーといえば福神漬けと、らっきょうと、野菜サラダ。これは、ノーマルでしょ??



その3.納豆編 


はっきり言って、これには相当驚いた・・・その朝、私を驚愕のドン底に叩き落してくれた脅威の食べ物とは、『納豆』。 


仲間とスキーに行った時のこと。 
その日の朝食は和食で、これといって何の変哲もないメニューの中の一品が納豆だった。すると、私の向かいに座っていた人物が、おもむろにスティックシュガーの袋を破り、納豆の鉢の中に、さらさらと・・・・ 

         ・・・・・( ̄□ ̄;)      ・・・・・( ̄ ̄ ̄□ ̄ ̄ ̄;;) 

呆気にとられてボー然と見ている私をよそに、その人はしゃかしゃかと 『砂糖入り納豆』 をまぜまぜして、ご飯の上にかけて、美味しそうに食べはじめた。 


「美味しいよ。やってみる??」 
「あ、いや、結構です・・・  オエェ (||| _ _)ノ 」 


聞くところによると、納豆に砂糖、という人は時々いるらしい。でも、やったことない人から見ると、これはかなり・・・・不気味。 



食っていうのは、習慣のものだから、自分が 『フツー』 だと思っていることが、実はそうでもなかったり、逆に、人のしていることにびっくりしたり。面白いですね。 


(それにしても、食べ物ネタって、尽きないですね(笑)。)