月下パパって、もしかしたら、かる〜くヤバイです。





月下ママはスーパー主婦だ。料理はすっごい上手だし、裁縫だって洋裁・和裁なんでもござれ。とにかく何でも出来るスゴイ人だ。そして、月下ママが ”何でも出来ちゃうスーパー主婦” であることを裏付けるかのように、月下パパは何も出来ない人なのだ、これが。今回は、そんな月下パパのお話。


この月下パパ、頭だけはとにかくいいのだ。有名私立高校から、有名私立大学、一流企業にお勤めのエリートコース。ヘッドハンティングの声がかかることも度々。ようやく定年退職かぁ〜・・・・と思った矢先、今度は○○庁に勤務が決まり、還暦過ぎても隠居暮らしは夢のまた夢・・・・。


そんな、なかなか優秀な人材なんでありますが (自分の親つかまえて、優秀もへったくれもないんですけど・・・・)、これが家のこととなると、何も出来ない人でして。出来ないどころか、パンツの入ってる場所さえ知らないっていう(笑)。「パンツがない」 とか言って、素っ裸でお風呂から上がってくる、そういう人です。


しかし、そんな月下パパをひとり残して、月下ママが入院してしまったから、さぁ大変。月下ママも大変だが、月下パパ危うし、である。


・・・・でもって、どのくらい危ういのかというと、


月下パパの奇行@
湯呑みにお茶の葉を入れてお湯を注ぎ、「なんか、葉っぱがいっぱい入ってる」 とか言ってしまうダメっぷり。”入ってる” んじゃなくて、あなたが ”入れて” ましたから。
ちなみに、月下ママ入院中の10日間、ずっとこの方法でお茶を飲んでいた。
ヾ(ー ー )ォィォィ…


月下パパの奇行A
月下パパからのメール。『今日の夕ご飯は、味噌カツと、中華サラダと、フランクフルトと、コーンフレークでした』 って、あんた、一体何が食べたかったんですか?
( ̄  ̄;) うーん…


月下パパの奇行B
「炊飯器はどうやって使うんだ?」 というから教えてあげたのだが、「スイッチを押したけれど、何も起こらない。これでいいのか?」 と電話がかかってきた。炊飯中、ずっとガタガタ (だか何だか知らんが) 音がしているとでも思ったのか?しばらくしたら、今度はメールが来た。『だいぶ焚けてきたようです。開けてみたら湯気がもわっと出ました』 と書いてあった。蓋、開けたのか?炊飯中に、開けてみたのか?もわっと湯気だして喜んでる場合じゃないです。
(-。−;) フゥ…


月下パパの奇行C
月下パパからのメール。『今日は、ちまきを食べました。早く冷凍庫から出しておいたので、だいぶ溶けていました・・・・』 冷凍ちまきは、ただ自然解凍させただけで食べたらしい。だいぶ溶けていたってことは、ちょっとくらい凍っていたんだろう。
Σ(- -ノ)ノえぇ!?


月下パパの奇行D
お得意のコーンフレーク (調理しなくても食べられる、月下パパの主食) に温かい南瓜スープをかけて食べていた。不味そうな顔をしていたが、ヴィジュアル的にも、ゲロみたいで(爆)ありえない感じだった。
(;¬_¬) ソレ、オイシイカ?


月下パパの奇行E
キレイ好きな月下パパは、雑巾も洗濯機で洗う (洋服とは別にね)。100歩譲ってそれは良しとしても、柔軟剤まで入れる必要はあるのか?雑巾も、フローラル、ってか?そのくせ、自分の洋服を洗濯する時には、「女の子みたいな匂いがするんじゃないかなぁ?」 と、ヘンな心配をして、柔軟剤を入れるのを躊躇う。
(ー_ー;) オンナノコノニオイ??


しかし、そんな荒技の数々を、本人は ”創意と工夫に満ちた・・・・” と表現する。あなたのしていることが創意と工夫に満ちているのなら、創意も工夫も、およそ悪魔の仕業としか思えない。


今回の月下ママ入院騒動は、とりあえず10日間で済んだからよかったけれど、これが長期戦になったら大変なことだった。ちなみに、『月下ママが病気になったら、月下パパのほうが危ない』 というのは、月下弟と月下の共通理解である。


月下パパ、頑張ろう。





■オマケ■

月下が子供の頃の話ですけど。
ある日、家族みんなで蕎麦をね、食べていました。昔から、しつけには厳しかったんですよ、月下パパは。特に、食事のマナーとかには、うるさくて。「くちゃくちゃと音を立ててモノを噛むな」 とか、「食べながらしゃべるな」とか、いろんなことを言われたりしたわけです。
あぁ、蕎麦ね、蕎麦の話。でね、蕎麦を食べている時、月下パパが七味唐辛子を振ったんです。その拍子に、どうやら七味を吸い込んでしまったらしく、大きなくしゃみをしたわけですよ。そうしたら、両方の鼻の穴から、蕎麦がビョ〜〜ンって(笑)。両方ですからね、両方。かなりショッキングな映像でしたよ。食べながらしゃべっちゃダメだけど、鼻から蕎麦出すのはいいのか?ビョ〜〜ンってなってるぞ、みたいな、ね(笑)。