スリランカの健康茶。





金時豆を煮ました。


金時豆はしょっちゅう煮るんですが、あれって結構時間がかかるんですよね。一晩水につけてふやかしてから、コトコト弱火で煮るわけですが、のんびり豆ばかり煮ていられるほど優雅な身分じゃないもので、どうにか、もっと短時間で作れないものかなぁ?と思っていました。
そうしたら、あるんですねぇ、そういう方法が。魔法瓶にお湯を入れて、その中に豆を入れて一晩置いておくと適当に軟らかくなって、あとは短時間で煮上がるんですって。「なるほどねぇ〜〜」 と感心しつつ、早速、試してみたのですが・・・・


その日、仕事場に着くと、つれあいが妙な顔をしてお茶を飲んでいました。いや、お茶を飲んでいるのだろうと思いました。しかし、つれあいが手にしているポットは、昨晩、月下が金時豆をふやかしておいたポット・・・・ということは、つれあいがカップに注いでいるのは・・・・一晩、豆をふやかしておいた、汁??Σ(- -ノ)ノえぇ!?
テーブルに置いてあったポット、お茶だと思って持ってきちゃったらしいです。でもって・・・・飲んじゃったらしいです(爆)。


「なんか、ちょっとヘンな味がするよ。お茶じゃないみたい。」


・・・・えぇ、そうでしょうよ。ちょっとどころか、えらいヘンな味がするでしょうよ。なにしろそれは、その、キミが今、フ〜フ〜してズズズッ飲んでいるその液体は、豆汁ですからね、ま・め・じ・る。


つれあい : 「これって、何かの健康茶、とか?」

--- もしかしてこの人、気付いてない?? ( ̄ー ̄) ニヤリ…

月下 : 「そうそう。えっと・・・・あぁ、スリランカの方の、ね。」

つれあい : 「あ、そうなんだぁ。なんか、スリランカっぽい感じ、するよぉ。」

--- キミの中で、スリランカって国は、一体どういうイメージなんだ?・・・・っていうか、”スリランカっぽい”って、どういう感じ??ねぇ、どういう感じ??


・・・・と思ったら、何を思ったかつれあい、ポットの栓を閉めて、景気よく振り始めたんですねぇ。これにはさすがにちょっとドッキリ。


つれあい : 「これさぁ、振ると白濁してくるんだよねぇ。」

--- 違う違う、それは中の金時豆が崩れてるだけ。やめてくれ、頼むからそんなに振らないでくれ。分かったから、もう振るな!!!

月下 : 「ふ〜〜ん、そうなんだ・・・・あ、患者さんが来たよ。」

つれあい : 「お〜っし、仕事仕事〜〜ε=ε=ε=ε=┌( ̄ー ̄)┘ 」


つれあいが診察室へ行った隙に、急いでポットを回収、そして、月下はポットと共に仕事場から撤収(爆)。家に帰っておそるおそる開けてみると、豆汁はすっかり飲み干されておりました。すごいですね、全部飲んだんですね。いやぁ、たいしたもんです。それにしても、人間、知らないっていうのは恐ろしい事ですな。


その後、豆は無事に調理され、夕食のテーブルに並びました。それを食べてつれあいがひとこと。


「金時豆、おいしいよなぁ〜」


その金時豆をふやかした、あの、ヘンなニオイのするお湯でアレだけ楽しめたんだもん。豆となったら、そりゃぁずいぶん美味しいでしょうよ。

ヾ(≧▽≦)ノ イヒヒヒー♪