褒める瞬間を逃さずに


 【大好きなお母さんに褒めて欲しくて頑張ったのに、初めて100点取ったのに・・・・喜んで帰ってきた子どもに対して「今、忙しいから後にして」などと、軽くあしらった経験はありませんか。褒め方にはタイミングがあります。子どもが褒めてほしいと期待している瞬間を見逃さず、的確に対応しているでしょうか。普段、いくら褒めていても、子どもが求めているときに褒めなければ、思うような効果が得られません・・・】
むやみに褒めればいいというわけではありません。本人が出来ていないとわかっているときに褒められても、子供は「わざとらしい」と感じてしまいます。タイミングよく褒めると同時に、子供と一緒になって心から喜んであげれば、「また次も頑張ろう」というやる気につながります。このことは、勉強やスポーツはもちろん、、趣味や家のお手伝いなどにも必要なことです。精いっぱい頑張ったのに褒めてもらえなかったり、認めてもらえなかったりした時、まじめないい子たちは、ぎりぎりまで我慢します。そして我慢の限界を超えると、ちょっとしたきっかけで、不登校や摂食障害・・・・と様々なことが起こります。症状の現れ方や程度の違いはありますが、あわてずに、愛情を持って受け止めることが大切です。過保護や過干渉になる必要はありません。子供の様子をよく観察し話しかけてきたときには、いつでも聴く姿勢を心掛け、上手に褒めることが大切なのではないのでしょうか? (抜萃のつづりその七十より)


「お父さん、お母さん!子どもの心が見えますか」
  • ことば・動作などからのSOSサインにいち早くきづき、対応できるようにしましょう
  • 子どもの長所を見いだし、上手にほめましょう
  • 機会をとらえ、親子の語らいの時間をもちましょう
  • 親が本気で子どもを信頼すれば、子どもは親を尊敬します
  • 親はいつでも、子どもの未来に明かりを灯す一言を
    その一言で自信をもつ/やる気をもつ