神経痛

病名・症状名 治癒 改善 不明 不変 総数
神経痛 54 71 31 16 172
  坐骨神経痛 49 63 29 16 157
肋間神経痛 3 7 2 0 12
三叉神経痛 2 1 0 0 3

症状について

神経痛というのは、患っている神経の経路に沿って痛みや痺れが出現する病気です。その原因は、冷え、過労、感染症、中毒、内臓疾患の反射、骨の変形などによる圧迫など様々です。患者さんからは「痛みだけでも早く取って欲しい」と言われることがありますが、前述のような原因に対する治療が適切に行われ、職場環境や家庭環境を改善しないと治らないし、治ったように見えても再発を繰り返します。

症状への対処

ここでは当院で最も患者さんの多い坐骨神経痛を例に紹介します。
 坐骨神経痛は、腰から臀部、大腿部・下腿部に掛けて痛みや痺れの出る病気で、腰痛の原因となっている疾患を治す事と、坐骨神経の過敏性を改善する事が治療のポイントです。当院では比較的良く治っています。
 当院での治療法の中で成績の良いのが、異種金属を使用する事による身体上下の電位差調整法です。これは、手首・足首周囲のツボに銅板と亜鉛板を添付し自覚症状の好転を確認した上で、それぞれの体質に応じた自宅での施灸法等を指導するやり方です。この方法ですと坐骨神経痛ばかりではなく、上半身に出ている症状(肩こり、頭痛、腕の痛み等)も同時に治ります。当院に来院された坐骨神経痛の集計では、この方法で17%の患者さんが治癒あるいは改善しています。
 感染症や中毒性疾患があったり、西洋医学で治すべき内臓病がある時は医師の診療を受けて頂きますし、鍼灸治療で効果が期待できる場合であっても、痛みの激しい時は医師に処方して頂いた鎮痛剤を使う事をお勧めしています。

再発防止・予防のために

神経痛の原因は過労や冷えによる事が多いので、温泉に入ってゆっくりと休養を取るのも良い方法ですが、体力が低下している時は長時間の入浴で疲れてしまい、[自然治癒力]までも下げてしまう事がありますから程々にすべきです。また、汗をかきやすい方は入浴後の発汗で体を冷やしますので注意して下さい。


治療実績へ

トップページへ