ゲームセンターにおける女性の立場2

女性ゲーマー論の続きです。

(紅トロさんのご意見) >女性ゲーマー
私はたまに見かけます。
まあ彼女たちが自分自身をゲーマーと思っているかどうかは知りませんが。
今日見かけた人は、KOF98が空くのをずっと待っていました。
台が空き、一人でプレイできるようになったらやっていました。
腕前の方はそこそこでした。対戦中に乱入しても、楽しめる程度の腕前。

そこの店はKOF98は一台しかないので、彼女が男との対戦を嫌ったのか、
対戦自体を嫌ったのかはわかりませんが。前者なら悲しいですね。

それでもゲーセンに来るだけでも嬉しいです。花があっていいですよ。
その後彼女はZERO3をはじめました。
彼女はKOF98はまともにプレイできるのに、ZERO3をやるときは象式連打。何故?

あっ、私は彼女のことを見つづけていたわけではないですよ。
自販機前で一休みしていると彼女が入ってきて、そして、ここの議論を思い出し、
観察をしちゃいました。


(しょいこさんのご意見)
論点がずれるかもしれない。許していただきたい。

FG!のZERO3ぼーどやKOFぼーどで、自分の思った事をそのまま書いてきた。
ここでもそうだった。これは少なくとも個人的いきどうりからきたものでもあった。

「自分の目の前で起きた自分が許せない出来事」を知ってもらいたかったし、自分にとっては
「待ちやハメ」なんかよりももっと考えられねばならんのではないか、そう思っていた。
私にとってはこの事は「許せぬ事」であったからだ。
その時私が思う事を、見た事実をそのまま書いた。
まのあたりにした事を。いらだちをぶつけたに過ぎぬかもしれぬ。
男女を問わず中傷するマナーの悪さに怒りを持った。

間違いもあった。いろんな人がいる。あらてめてこの事を知った。
それを望まない、自力で何とかすべきだ、そういう声もあることを、私はしらなかった。
女性からの声、男性の意見。異論、反論、賛成。
感謝する。この場でこの言葉は不釣合いかも知れぬが。

どういったらよいのだろう。協力というのか、努力というのか?
でも、なんとかしたいし、なんとかする。個人レベルだがしていくつもりだ。
確かに時間が解決する問題かもしれない。でも、それだけじゃないと思ったから、書いた。
どうすべきか?ここの意見を見て、自分に迷いが生じたのもたしかだ。
本当は私はこの事について、自分の考えがなかったのではないか、そうも思った。
感じた事をそのまま言葉にしていたかもしれないのだ。

>でも言わずにはいられない

それが、私にとってこの事の始まりだったように思う。

いまでも、男女問わず、他人を中傷する声には怒りが込み上げる。
これは私自身の性格から来るものかもしれないが。
それをどうとも思わぬ人もいるのもまた確かだ。
それに対してモーションを起こす私には賛成だけでなく、批判もあるのだ。
その事を改めて認識した。

改めて感謝する。場にそぐわぬかもしれぬが。


(レオンさんのご意見)
女性ゲーマー
女性ゲーマーに限ったことではないけれど、
俺はへたくそな人間にはちゃんと「ハンチク」「下手」といいます。
逆に上手い奴なら「強者」「猛者」「バイニン」※注1といいます。

ゲームってある程度はじめはセンスがからんでくると思うんです。
センスない奴は、そこですぐに見切りをつけてやめるか、努力するしかない。
そのセンスをもっている人は、おそらく男女平等にいると思います。
でも、女性って男性に比べたらまだビデオゲームしてる人口少ないでしょ?
だから、上手い奴も下手な奴も目立つんじゃあないかなあ?

あ、と、これは最近特に思っていることなんですけどね。
さっきもいったように、ゲーセンにいる人口はどう考えても男性のほうが多い。
で、そんなところに女性がくると…男としては友達になりたいわけだ。

女がいない世界だから、皆目の色変えて女性を見ている…これ、情けないです。
こういう男が、逆に女性ゲーマーを駆逐しているんじゃあないだろうか?
何が目的で話しかけたのかを考えると、声掛けられた側としては逃げたくなるわな。
ゲームしにゲーセンきてんのか、女みつけにゲーセンきてんのかわかんないような輩もいるし
(プリクラ前でのナンパは認めるが…もともと趣向が今までのゲームと違うものだし)
もっと、漢らしい道を歩んでほしいもんだけど、無理だろうなあ…

※注1【バイニン】・・・「玄人」と書く。麻雀などのギャンブルで生活するプロの勝負師。
             週間少年マガジン連載「哲也」参照。


(BFK.さんのご意見)
>Cool device さん
>『男性なら上手いとは思わないレベルだけど、女性だから、これでも十分上手』という意味では
>なく、 あくまで、男性であっても上手いと思うレベルを叩き出している女性に対して、
>『女性なのに上手いなぁ』と思うわけです。それでも駄目ですか?

いやいや、こういうのは素直にうれしいデス。
Gダライアスのクリオネの3倍ビームを手連射で返した時の、背後から起こったどよめきと、
クリア後の「あれ、手連射で返せるんですね…スゴイです!」というお褒めの言葉をもらった
時はやっぱ嬉しかった。

>この場合の『女性なのに』に『女性は普通下手なのに』というニュアンスが、無いかと
>厳密に問われると、正直、ううむ、となってしまいます。自分の心でも、そう隅から隅まで
>把握してるワケじゃないですから。

いや、そこまでこだわりゃしないですわ。
ていうか、実の所、自分自身にさえもそういう意識
(『女性は普通下手なのに』)が全く無いかと言われると、自信なし。
凄いプレイしている婦女子を見て、「凄いなあ」と思った時にですね。

でも、外見とかでの先入観って誰に対してもあると思うしなあ。
(コドモは普通ハメ技大好き・ヤンキーは普通ジャッキーとかテリーとか使ってしまいにゃ台叩く・とか?)
婦女子に対してだけ先入観・偏見完全に無くすって言うのも無理かな〜。とは思うッス。


(歌好きさんのご意見)
>男女差別
今更書くのもなんですが、毛色の違うやつをちょこっと。

ゲーセンに女性は行きにくい、とか、行ったら珍しがられる、とかいうのは
仕方ないことなのではないかと思います。でも、それは男と女の立場が逆になっても同じことです。

例えば、男一人で、女子高生が溜っているようなオシャレなケーキショップに食べに行ったり、
化粧品店に行ったりするのは「一般的」な目から見たら奇妙に見えるでしょう。
周りの婦女子に、「あの人、男の人なのに一人でケーキ食べに来てるぅ。」
とクスクス笑われたり、「男のくせに化粧するんだぁ。」などと思われたりするのは
想像に難くないです。

だから、ゲーセンもそれと一緒で、「男が多い」とか「ゲームは男がやるもの」とか
「男のほうが上手い」といった、一般的な(経験的な?)イメージがあるわけで、
女性というだけでなにかしら特別視されるのはある意味当然のことなのかも、と思います。

私が女だったら、「女のくせに」なんて言う奴は、考えが足りない奴、ということで、
気にもしないし相手にもしないと思います。
実際最近「男のくせに」と言われたし。
(あ、でもその時は反論したか。まぁ、そいつがよく顔を合わせる知り合いで、
 この先また同じようなこと言われたら鬱陶しいので言っておきました。くだらん。)

男女の差があるのは当然ですが、どこまでを「差別」とし、どこからを「区別」とするのか。
難しい所ですね。


(犬宙さんのご意見)
>島さんへ
なんとなく、誤解がある気がするんですが。(気のせいならいいけど)
私も女です。・・・女だけど彼女にゃ怖くて言えなかったです。
ゴタゴタするのが嫌だったんですね。
この事勿れ主義をあらためなければ、何か言う資格はないですね。

>女性問題
思い返せば自分の中にも、いろいろな思い込みはあるものです。
実際に、私自身「格闘ゲームなんて出来ない」って思ってましたから。

ゲーセンに行くようになったのが、高校の終り頃。
テトリスとコラムスしかやってなかった自分にとって、
スト2っていうゲームはものすごく遠い存在でありました。
やってる人を見ていいなあ、すごいなあとは思っても、
自分でコインいれようとは思わなかった。

けどある日見かけたんですよ、女子大生かOLかっていう美人な
お姉さんがダルシムでCPUベガをボコボコにしてるのを。

カルチャーショックでしたね。めちゃくちゃカッコいいと思いました。
あのお姉さんに会わなければ、格ゲーに触れるのはもっと遅れたと思います。

あれからいろんな女性ゲーマーの姿を見てきました。
アッパー昇竜拳だせるだけでヒーローだった頃、
昇竜拳姉ちゃんっていう通り名で知られてたリュウ使いの人が言った
豆が全部つぶれるぐらいやった・・・って言葉に、
やっぱ頑張ればなんとかなるって思ったし。

鉄拳2、平八で80人抜きしてた女子中学生見た時に、
女の子でもセンスのいい子もいるんだなって思えたし。
そういう出会いがなければ、家庭用のゲームをぼちぼちやるだけで
満足してたと思う。

そういう意味では今居る女性ゲーマーが何気なくゲームをしてるだけでも、
変わって行くところはあると思います。

それで、島さんがそうしたように体験談語るのも、いいことじゃないかなと。


(ガツガツさんのご意見)
>女性ゲーマー蔑視問題
これって、台をたたく人も、煙草をプカプカ吸う人も、
身だしなみに気を遣わない人も、根は同じだと思います。

「一般常識を身に付けて下さい」。

むしろ問題は、ゲーセンを一般常識を無視できる所にしている雰囲気と、
それに応じたままの客だと思います。
ゲーセンをそのような雰囲気にしている原因はいくつもあるとは思いますが、
その中でも、ここを読んでる人たちに考えて欲しい事は、

「ゲーセンでのコミュニケーションは忌避される」

という事です。

一部の人たちと友達になっても駄目です。普通に、知らない客同士でも会話できないと。
別に会う人皆と片っ端から友達になれなんて言いません。
ただ、ゲーセン内では「町中なら交わされるであろうやり取り」すらも無い様に
感じられるのです。

例えば、「当て投げをしてしまった時、ノーガードで投げられる」という
暗黙のルール(私はこれ嫌い、というか意味が無いと思ってますが)を守る人が
居ますが、これも只ボーッと突っ立つのではなく、「ごめん、間違って投げたから
一回なげて良いよ」の声と共にやられれば、少なくとも

「いや、俺も当て投げはするから、遠慮無く使ってよ」と言う
「そう?じゃあ」と言葉に従い、自分も当て投げはしない

という2種類の行動がすぐに取れるはず。
そこで意見の食い違いが出ても、
「もうその人には乱入しない」という選択肢がすぐ取れるはず。
こういうのって、「乗り物で席を譲る」のと同程度の会話だと思うんですが。
(対戦台は会話がし難いけどね。)

ハメ、待ち問題は理想的にはこのように当事者同士でケースバイケースで解決される
べきだと思います。投げはシステム的に許された当然の行為ですが、投げが嫌いな人
同士が使わない約束で対戦するのは大いに結構な事です。

そういった普通の会話が何気なく出来るようになれば、
上記の様な常識の無い人たちにも、「ちょっと、迷惑だよ」と声を掛けやすくなると思うのですが…。

こういう掲示板で多くの同意を得られた人も、それが「普通」「標準」だと思わないで、
とりあえず声を掛けてみてはどうでしょう?

端から見ただけでは、「女でも真剣勝負派」の人か「楽しくやりたから手加減して派」
の人かなんてわかりっこないですからね。
どの場面においても通用する万能の決め事なんて作れません。
相手の主張と、自分の主義から妥協点を探るべきじゃあないでしょうか。

今は、「意見の相違」->「むかつく」->「溜め込む」->「爆発(手を出す)或いは陰口風」
みたいな感じで、むかついた段階でのコミュニケーションによる解決が
余りにも少ないと思います。

「拳で語る」「言葉は要らない」なんてのは普通の会話が成立する上での話であって、
対戦さえ出来れば会話は要らないという意味じゃ無いと思います。

今、女性ゲーマーに声を掛けるのが下心ありありに見えるのは、
こういう「普通の会話」が余りにも無いからです。

普通のプレイヤーにももっと声を掛けて、知らない人同士が会話する事が普通になって欲しい。
そうすれば女性プレイヤーも物を尋ねやすくなるし、文句だって言いやすくなるってもんです。
「女のくせに」って言う男も、相手を良く知らないからとりあえず「女」を
(理由にならない)理由にして毒づいてるだけですからね。

多少、論理が飛躍してるっぽい部分もありますが、私が思うのはこんなとこです。
例え冷たい反応が返ってきても、めげない根性が必要ですが。

この私の書き込み、滑稽だと思います?
でも今、本当にゲーセンでは「なされて当然の会話」がお座なりにされている」と思います。
なんか選挙前だけやってたCMみたいですが、意志の疎通の無い所で勝負事をやれば
ギスギスしていくのは当然の事かと思います。

>Cool device さん
>この場合の『女性なのに』に『女性は普通下手なのに』というニュアンスが、
>無いかと厳密に問われると、正直、ううむ、となってしまいます。
>自分の心でも、そう隅から隅まで把握してるワケじゃないですから。

やっぱり、「女性が少ない」という現状において、その中で上手い人が居れば、
「女性なのに上手いですね」という言葉が出てくるのは自然な事だと思います。
ただ、その中には「女性が精神的、肉体的に男性に劣っているのに」という意識は
無いわけですから、問題ないでしょう。
女性プレイヤーが一般化すれば自然と出て来なくなる発言のはずですから。


(B.Dさんのご意見)
>女性問題
「女性ゲーマーは下手」というレッテルを貼られている原因の一つに
「勝負に対する執着心が少ないと思われている」
という事が上げられると思います。

バーチャ3全国大会レディース部門の人達なんかは別ですが、基本的に女性ゲーマーは
「勝負を楽しむ」というより「ゲームを楽しむ」という傾向が強いように思います。
対戦格闘ゲームは確かに娯楽としての”ゲーム”なんですが、それと同時に
「勝ち負け」を争う「勝負」でもあるんですな。
そこら辺の「気持ち」の面で「女性は男性に劣る」という偏見が生まれるんだと思います。


(TAUさんのご意見)
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 女性という冠詞をつけるのはやはり適切ではない
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 上記見出しのような結論に至りました。
 やっぱり「女性ゲーマー」って、用語そのものが差別的ですよ。
「男性ゲーマーと対をなす呼称」と意識する
(<重要。特に考えるわけでなく、無意識のうちにそう結びつける)人もいるでしょうし。

ゲームが好きな女性は、もはや珍しくも何ともありません。
まあ格闘ゲームに関してマニアックな戦術論を展開できるようなマニアはめずらしいでしょうが、
それは男性でも同じ事。
町中の対戦台でも、ゲームにそこまで没頭している人間はほんの一握りだったりします。

だから「女性」という冠詞は要りません。
ゲーマー、あるいはゲームマニアとよばれる存在はそれだけで希少価値が高いのです。

・・・って、あれ?脱線した?
 まあ、ゲームが好きな人は性別に関わらず「ゲーム仲間」として受け入れられるべき
(理想論ですが)で、そのためには「女性」という冠詞を意識しないのが近道かな、

というのがTAUの見解です。
 中にはそこから「ゲーマー同士のカップル」が誕生する例もあるようですが
(カプコンのD&Dミスタラ増刊、開発者インタビューより)、
それはまた別の話。ゲーセンではゲームの話をしようよ。



ゲームセンターにおける女性の立場、いかがでしたでしょうか。
「女性を差別する事」については、誰もが「してはならない事」という事を理解しているはず。
その行為が、どれだけ非常識な事かも理解しているはずです。
しかし、現実に差別的な罵声を吐いたり、嫌がらせをする人間はいます。

この記事を読んで下さった方達がこの事について、ほんの少しでいい、心の中に留めて考えてみたり、
些細な気配りを心がけたりと、小さな理解を示して頂けることを切に願います。



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