三月も中旬になりました。







そろそろ切り出さなければなりません。



母も「早くお父さんに言った方がいいわよ」と、私をせかします。

重々承知しております…。

解ってはいます。解ってはいるのです。



















しかし、

この説得に失敗したら、

wyserとしても証を掲げることも、

wyseのメンバーとしてライブに臨むことも、

すべては夢の泡となり、ぶつかり合っては消えていき、

自分に残るのは、あの日に流した血混じりのSolt waterのみ。

虚ろな瞳をした歩道橋から見つめる明日の運勢も、もはや涙で見えなくなるのです。

















慎重になると同時に、臆病にもなっている自分がいます。















でもね。

wyseだってこう歌っているではありませんか。















そんなに恐がらなくたっていいよ

そんなに君は臆病じゃないはずさ

時間は数字を刻んでも君を刻むことはないから

揺るぎのない強さを





















そう!揺るぎのない強さをっっ!!!!!!


高鳴る胸  澄んだ空気  零れる笑顔



踊る風は名古屋の街を訪ねるんだ!!!!!!!





















こう自分に自己暗示幾度と無くかけまくり
ミスのない台本が存在しているミスには気付かない振りをして



ついに最後にして最大の難関である父に説得を試みてみました。


































夕食も終わり、和やかな雰囲気の中。

自分、かなり緊張し、心拍数赤丸急上昇

そんな状態でも、あくまで慎重に、言葉を選びながら父に話しかけます。













私「ねぇ…お父さん…実は、名古屋に行きたいんだけど…」


父「名古屋?















うわっ。今めっちゃ怪訝な声だったっすよ?!(泣)


















私「うん…ライブしに。…泊まりがけで…」


父「泊まりがけ?
















うわっ!今めっちゃ機嫌悪そうな声だったっすよ?!(泣)






















私「う、うん…お母さんも一緒なんだけど…」


父「あぁ、それならいいんじゃない?行ってくれば?」








































なんだよっ!!!!!!!

やけにあっさり言ってくれるじゃないかコンチクショー!!!!!!!!!
今までめっちゃ躊躇しまくっていた私が馬鹿みたいやんっ!!!!!!!










なんだ〜。こんなに即OKくれるんだったら、
もっと早くに言っても良かったんじゃないのかい自分(笑)






一気に緊張が解けて、筋肉が弛緩していくのがはっきりと感じ取れます。

そんな安心しきっていた私に、思いがけない父の一言。






























父「最近、家の仕事(家事)も良く手伝ってくれてるし。」



































!!!!!!!!!!!!!

こんなところで生きてきました。

私の姑息な努力っ!!!!!!!!!!!



母は完全に無視だったのに…もうビックリ仰天ですよ。




例えるなら

そう、









『ドラえもん のび太と雲の王国』

キー坊が出てきた時と同じくらいビックリ。
(どれぐらいの人が解ってくれるかなぁ?)























ありがとう、ありがとう、父!
快くOKしてくれてありがとう、父!!


私は名古屋に行って来ますっ!!!!!!!!!!!!!
∠(T_T)/
























こうやって、衝撃感動を残して最終戦は終わりました。

しかし、フィナーレはまだです。






ご存じの通り遠足は家に帰るまでが遠足なのです。


映画だってゲームだって、
スタッフロールは必ずあるでしょう?


もちろん、wyserへの道だって

wyserとしての証を掲げるまでが試練なのです。













最後の最後まで、そう、名古屋公演を無事終了させるまで

気を抜くことは出来ません。


病気や事故には特に気を付けて生活しなければなりません。








そう、間違っても、
















咳いっぱつでヘルニアが再発することが無いように

細心の注意を払いながら名古屋公演を待つことにします(汗)。








神さま、お願いです…ヘルニアだけは勘弁してください…。


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