■wyse Chain(2001.9.24 渋谷ON AIR EAST)
wyseのツアーもついに6回目…。年間に何本のライブを行っているのでいるのでしょうか、彼らは…。前回のツアーが7月の、夏真っ盛りな暑さのなかでしたが、今回は季節の変わり目らしい天候で、暑くなったり寒くなったりと変な天気が続いたために、私は前日に風邪を引いてしまいましたが(っていうか、前日のライブに着ていった服が薄すぎた所為…)、そんなことはどうでもよいのです。問題は、メンバーが風邪を引いてしまったこと(爆)。公式HPのBBSでも「大丈夫ですか〜??」との書き込みが殺到。どうやら風邪を引いたのは月森氏とルイルイだとか。ただでさえ繊細な喉の月森氏が、風邪って事は…(汗)。いや、それよりもルイルイの肺が心配だ。また穴でも空いてしまったら「公演延期」になりかねない…(滝汗)。
そんなこんなで、不安要素た〜〜っぷりのライブでしたが、とりあえず無事に決行できました。よかったよかった。
ライブが始まるまでの待ち時間に、またもや2階席よりみっきーの姿が見えました(笑)。一生懸命手を振るファン達、手を振り返すみっきー…。この光景が毎度お馴染みになったら嬉しいなぁ。
今回のセットリストです。順不同。順番は1曲目の「It's not 〜」以外は全然覚えていません(キッパリ)
驚いたことに、新曲が3曲もありました!1曲でもあれば大喜びなのに、トリプルパンチにクラクラです〜。
It's not like me It's not like you/Feeling/Countless
torigger/Circle
Plastic Monkey/新曲1/言葉を失くした僕と空を見上げる君
19回目の夏に僕に見えたものを見えなくなったもの/evil
news/scribble of child
With…/Trust/slow time/新曲2/A≦nd clash!!/Miss
t×××/路地裏のルール
アンコール1 新曲3/thoughtful Day/sweet
rain
アンコール2 あの日の白い鳥
wyseのメンバーが登場したとき、私が一番驚いたのはルイルイの髪っ! 髪を少し切ったとの話は聞いていたけれど…一瞬パッと見た感じ、赤いアフロかと思いました(爆)。実際は髪を膨らませているだけだと思うのですが、その「ふんわり」加減が微妙に…(笑)。HIROもめずらしくワイルドな髪型でキメていましたし、月森氏も髪伸びたし、ヨコりんはいつの間にか黒(焦げ茶?)になっているし。変わっていないのは拓磨だけか。「変わらな〜い♪」by19回目
歌い始まってみれば、月森氏の声も決して調子は良くないけれど想像よりは悪くなかったです(←かなり酷いのを想像していました・苦笑)。一気に4曲ほど歌い上げたあとに最初のMCが入りまして、まずは簡単にご挨拶と、ツアータイトルにもなっているFANクラブ「Chain」の名前について。
月「この名前にはすごく深い意味が込められているのですが、話せば長くなるのでまた今度話します。」(爆)
…ここで話さなかったら何時話してくれるんだ?
そんな私の心の呟きを掻き消すかのように次の曲へ。
2回目のMCでも、、確かFANクラブのお話だったような…。月森氏曰く、「ここまでバラしちゃっていいのか?!と思えるほど楽しい」会報が10月1日に届くはず、とのお知らせと…
月「まさか、ここにいるみんなは絶対に入会しているモノだと信じていますが、もしもまだ入会していない人がいたら、帰りに黙って申込用紙を持ち帰ってください(笑)」
ってな発言を。っていうか、入会していない人だってたくさんいたと思うよ?月森さん…(滝汗)
そう言えば前回のツアーでも、It's not 〜を歌う際に、「他の地方のみんなも歌ってくれましたし、まさか東京のみんなは全員CDを買って、バッチリ歌えると思うので〜」なーんてMCをご披露賜っていたような気が…。月森さんったら、プレッシャーをかけるのがお上手(笑)。
セットリストにも新曲を織り込みながらもノリノリの会場。しかし、どの曲の後だったかは覚えていませんが(爆)、ふと拓磨が月森氏にゴニョゴニョと何か耳打ちしたと思ったら、袖に引っ込んでしまい…。たぶん何かトラブルがあったのだと思いますが、私的にかなり焦りました。でも、一番焦ったのは月森氏のはず…。
月「えっと、次の機会に話すつもりでしたが、ここで「Chain」の意味を話したいと思います」
おーっと!月森氏、MCが苦手だというのに懸命にも時間稼ぎか!?(爆)
とりあえず要約すると、Chainとは「鎖」という意味で、無機質で冷たくて攻撃的なイメージがあるけれど、あえてその言葉を使ったのは、いろんな痛みを伴ってでも繋がっていたいと強く思うから。俺達がファンを、ファンが俺達を、お互いに誇れるように…ってな感じ。こうやってまとめると結構短くなりますが、実際のMCはほどよく長かったですよ?(笑)しかも締めの言葉が…。
月「そんな崇高な想いが込められた名前なんです。長っ!!(笑)」
長々とお話ししている最中に拓磨も戻ってこれたし。ホントよく頑張ったね、月森さん…(笑)。
今回の月森氏は本当にMC頑張ってました!「Trust」を歌う前も、最前列で圧死寸前の苦痛な表情を浮かべている少女達を見かねて、何度も何度も「もうちょっと後ろに下がってください(汗)」とお願いしたけれど、あまり代わり映えしない状況にキレたのか
月「解りました。後ろに詰めてください!」
とまで言い張った(笑)。4thツアーにてルイルイが発言した「ちっちゃく前へならえや!」に続く名台詞に会場中拍手喝采。でもね。みんな少しずつ後ろに下がったところで「焼け石に水」的なほどの人数が入場していたうえに、会場の真ん中にもバーが設置されていたから、後ろが下がってもあまり効果がなかったのよ?(苦笑)。でもまぁ、会場整備をしてくれるのは非常に嬉しいです〜。
なんだか月森氏の事ばかり書いていますが、これでも拓磨ファンの私(笑)。ちゃんと拓磨のことも見ています。「言葉を失くした〜」では、一体なにを考えたのか、拓磨、観客に背を向けてヨコりんばっかり見つめていました(爆)。ヨコりんも最初は驚いていた様子だったけど、拓磨と見つめあいながらニッコニコ。Bメロではお互いに「ねっv」と首を傾げながらリズムを取り合う始末。この時のリズム隊、観客なんて完全にアウトオブ眼中でしたね…。
本番で披露してくれた新曲は、1曲目が「Scribble
of child」の頃のwyseを彷彿させるような、ちょっとシャープな曲でした。新曲2は重々しくてハードなロック。「オイ!」の掛け声でジャンプするのが楽しい〜!!新曲1はCDでじっくり聴きたい、新曲2はライブで暴れたい、そんな感じの曲でした。はやく音源にならないかにゃ〜。
とりあえず無事に終了した本番。メンバーが袖へ引っ込んだあとは、もちろんアンコール!!
なのですが…ですが…私はこの時、かなり挫折しました(泣)。いくらアンコールを叫んでも、周囲の人達はほとんど無関心で、アンコールの「ア」も無ければ拍手すらしてくれない状況…。それ故に下手と上手のコールも微妙に合わなくて…。いやはや、どうしてwyseのライブはこうもアンコールが無いのでしょうか。それとも東京会場だけ?
こんなアンコールでメンバーの耳へ届いたのかのかどうかは解りませんが、とりあえず出てきてくれました。拓磨だけが。
そして用意された椅子に座り、アコースティックギターを手に、マイクの位置を調整したと思ったら、おもむろに語り出す拓磨。月森氏の時間稼ぎMCよりも1.7倍ほど長いMCだったので、かなり要約します。
拓磨には「この人がいたからこそ、今の自分がいる」と思えるほどの人がいたのだが、3年前にすごく大きな節目があり、その時に初めて「死」というものを考えるようになった。「死」について、いろんな人からいろんな考えを聞いたけれど、未だによく解らない。けれど、以前よりもずっと考え方が広がった。
この話は、その昔、拓磨が非常にお世話になった「美歪」さんという方が、交通事故で亡くなった時のことを話しているのだと思います。今まで雑誌の某コーナーで語ったことはあったけれど、ファンの前で話したことはなかったようですが、この日は「話してもいいかな…?」と思えたらしいです。くぅ(泣)。そんな前振りを踏まえた上で、歌ってくれたのが3曲目の新曲「3
years later I」。確かこんなタイトルだったと思いますが…laterだったかagoだったかは覚えていません(爆)。そうです。拓磨が1人で歌ってくれたんです。アコースティックギターを鳴らしながら、月森氏にも劣らない美声と歌唱力で。しかも歌詞が…
「うつむく僕を 君が悲しむなら 空を見上げ歩くよ 君だけのために」
「振り返ればいつも 隣に君がいた 今でもそれは 変わらない」
ってな感じですよ?反則です。めっちゃ泣けます。拓磨ー!!私は一生、君についていくよー!!!この曲も音源になってくれないかなぁ?でなければライブには必ずやってくれるとか。とにかく、何度でも聴きたい曲です。
ついでに「美歪」さんの名前は、wyseの音源の全てに「Very
Special Thanks」に載っています。くぅ(泣)。
拓磨・オンステージ終了後は、今度は月森氏・ルイルイのデザイン系風邪組(笑)による「thoughtful
Day」アコースティックコーナー!私的に絶対にやってくれるものだと信じて疑わなかった曲なので、喜びもひとしおなのですが…。月森氏の声がかなり逝ってしまっていて…(滝汗)。酷いなんてモンじゃありませんでした。掠れまくり!本編では「With…」でも大丈夫だったのに…。どうやら月森氏の喉は一休みしてしまうと逝くようです(爆)。む〜。これはちょっと不満が残る「thoughtful Day」でした。次回はちゃんと歌って欲しいなりよ〜。
thoughtful Dayが終わった後は他のメンバーも全員登場し、「sweet
rain」でしっとりと締めくくってくれました。もちろんアンコール1では収まらない観客(自分含む)。会場内のライトが明るくなってもアンコールです!先ほどよりはしっかりとしたアンコールで、ちょっぴり嬉しくなりましたが、それほどコールもしていないのに再登場するメンバー達。あぁ、そうか。体調がすぐれないから早めに終わらせたいのね、きっと(爆)。本当のラストは「あの日の白い鳥」で終わりました〜。拍手でリズムを取るように客を煽りまくる拓磨が非常に可愛かったです(笑)。
感想。「Reset」が無かった〜!!!!!!!!!!!!!!!!(絶叫)
それが非常に口惜しいです。それに、月森氏の声の調子もイマイチだったし、メンバーのノリも、5thツアーほどではなかったし…。厳しいようですが、本来の力を出し切ることが出来たとは到底思えなかったですね。風邪気味で体調不良の中、それでも精一杯頑張ったのは認めますが、次回は体調万全の姿を見せて欲しいです。不満要素はもう一点。物販のTシャツのデザインのアレ。前回のMORIデザインの素晴らしさに比べたら…。私は買いませんでした。いや、買えませんでした(爆)。
次回のライブは12月28日(金)、渋谷AXです!広っ!会社の休みが取れるか否か心配ですが、AXに期待!!
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