■wyse Dauntless Rider(2003.5.5 渋谷公会堂)

 前回のツアー(雷魚)から約半年…その間ずっと地下活動に没し、ミニアルバム「BEAT」の製作に専念していたwyseの皆さんですが、正直言いましょう。あまり変わっていませんでした(笑)。強いて言えば成長は窺えたかな?テンションも高くて熱いライブでしたw

 今回は新曲満載のミニアルバムに先行したライブでして、そのおかげでライブ中も新曲満載!1〜2曲ぐらいならまだしも、CD発売前の新曲が6曲も入っているライブなんて未だかつて経験した事ありませんし、聞いたこともありません(爆)。ライブに臨む前までは「あぁ、私、今ツアーは渋公のみの参加だし、ラジオも聴いてないからなぁ…ついていけるかなぁ…」と心配でしたが、実際に始まってみれば全くの杞憂でした。

ということで、いつもの通り順不同のセットリストです。

離さないで/Plastic Monkey/終わらない夜のマーメイド/Blue days/3 years later I…
幻想と妄想の霧/It's not like me It's not like you/Circle/edge/パンジー
bring you my heart/路地裏のルール/雷魚/Angela/chain

EN1 Angela/Miss t×××
EN2 あの日の白い鳥/Rainbow
EN3 chain

まず1曲目に「離さないで」がきましたよ〜。流石にサビを聞いたらどの曲か解りました(笑)。でもそれが私的に凶と出てしまったようでして、「わぁ、マジで新曲っすよ〜(汗)」といっぱい×2になり、おかげさまでライブの中身、ほとんど覚えていません(爆)。あと、アルバムに入っていない新曲があと1曲あったらしいですが、これも勿論覚えていません。
うわぁぁぁん(つд`)。°

そう、覚えていない原因はそれだけではありません。私が今までに参戦したwyseライブではありえなかった驚愕と喜びの絶頂とも言える現象が起こったのです。ななななんと、あの拓磨が、とことん、MCでしゃべる喋るあおる煽る!!ライブでですよ?ライブであんなに喋っているのは見たこと無いです!そう、他メンバーやボーカルをさしおいて一人流暢にベラベラと、淀みを知らない渓流のように。やっぱりvocal&bassになったから開き直ったのかなぁ。

で、拓磨はどんな事をMCで喋っていたか?
たしか「今まで全国18ヶ所まわってきて今回の渋公がラストなんやけどどの会場もすごく繋がっているような気がしてしかもどんどんどんどん熱くなっていったんよだから渋公は今までの中で一番熱い会場になると思うんやけどどうですか!?」みたいな事を言っていたような…いや、本当に淀みなく喋りまくるからその大半を忘れちゃいました(爆)。もう「拓磨が喋ってる〜っ!」という印象そのものしか残っていません…あぁ、この記憶力のなさが悔しいです…。

では、本場vocalの月森氏はどうでしょうか?やっぱりいつも通りのMCっぷりです(笑)。でも月森氏の場合は言葉ではなく歌で想いを伝えるボーカリストですからね!(無理矢理なフォロー) 新曲「パンジー」を歌った後も月森氏は「5月14日にでるミニアルバムも出ますので、それを買って、歌詞を読んで、各自考えてください。俺からは説明しません(笑) もう歌えればいいんです!歌うことによって絶対に伝わっていると思いますから。」と自信満々に言ってのけました。確かに、新曲だと歌詞が解らないから表現力に自信がある月森氏にとっては素晴らしい見せ場というか、非常に好都合というか…だってみんな歌詞が解らないんですもの。歌詞を間違えたってバレやしない!なんてね(笑)

しかしながら、前回の音源(Calm)からBEAT発売まで約7ヶ月の空白期間が合ったわけですが、その間もwyseは停滞することなく成長し続けていました。月森氏の「新曲が出来るとともに、昔の音源もかっこよく進化しました」との前振りで始まった曲が「cercle」でした。原曲?は疾走感あふれるアップテンポな曲ですが、新たにアレンジされたNewヴァージョンは、しっとりとしたバラード調のミディアムテンポでした。本当に雰囲気はガラリと変わって、前奏では何の曲なのか全然解りませんでした。こっちはこっちでカッコイイんだけれど…正直言います。私は前の方が断然好きです(爆)。あの疾走感と、HIROさんのソロギターがめっちゃ好きだったのに〜っ!今後もNewヴァージョンで歌い続けていくのかなぁ…たまには昔ので歌って欲しいなぁ…と切に願います。いや、決してNewヴァージョンがイヤな訳じゃないんですよ?ホントに。

目立ったアレンジはcercleだけでしたが、「3 years later I …」、拓磨が「僕を支えてたのは歌もそうだと思うけど やっぱり「あなた」だと心からそう言えるよ」と歌っていたのが印象的でした。5月だもんなぁ…。

私がこのライブで初めて聞いた曲のうち、印象深かったのは「離さないで」、「パンジー」、「Angela」そして「chain」の4曲でした。「離さないで」のサビで伸びやかに歌う月森氏と、「Angela」で一人だけライトがあたる月森氏がとてもかっこよかった!この2曲(特に後者)は拓磨がベースに、月森氏がボーカルになれる曲だなぁって(笑)。「パンジー」は全く逆で、「アァ〜っ!!」と叫ぶボーカル拓磨(苦笑)の姿が心に残っています。

で、「chain」ですが…。まさか本当にやってくれるとは思わなかったアンコール3で、再び歌ってくれた曲でして。月森氏が「新曲だけど、俺ら容赦なく煽るからな!(笑) とりあえずサビのところは「愛を叫べ!」だっ!!」と思いっきり煽って歌ってくれました♪ そして、おそらくは「BEATは拳(こぶし)っ!!」とも月森氏はのたまっていたので、その影響もあるのでしょう。私は漠然と「なんか、「愛を叫べ」ってフレーズ…北斗の拳みたい…」と思ってしまったのです。後ほど兄にその旨を話したら、「それは『愛を取りもどせ』だ」と、これまた容赦ないツッコミを受けました(爆)。chainを聞くたびにこのエピソードを思い出します(泣)。

今回のライブは本当に新曲満載でしたね(セットリストの1/3が新曲)。振り返ってみれば、私、wyseのライブで「知らない曲ばかり」というシチュエーションはこれが初めてでしたが、だからこそ初心に帰ることができました。そう、wyseライブの基本は「好きなようにノる!」、これですっ!「路地裏のルール」で手振りする人が多くなってきた今日この頃ですが、皆さんもこの基本を思い出したはず(だと思いたい)!次のライブの予定はありませんが、BEAT発売後、どのようなライブになるのかが楽しみです♪



HP 戻る