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智中(さとなか) 天

現在は、ヤングアニマル(白泉社、第2,4金曜日発売)に「YFB」を時々連載。
次の登場はいつでしょう。
YFB:横浜消防組(Yokohama Fire Brigade)
女性らしい、優しく強い視点が好きです。

アニマルの懸賞で、YFBのテレフォンカードをいただきました。
YFBがはやく単行本になりますように。
辻斬(つじぎり)
  〜成行シリーズ〜
初版:1996年11月30日
白泉社 JETS COMICS ISBN4-592-13001-4

元禄文化華やかなりしお江戸、上野の日照時に籍を置く僧・成行。
酒も飲み、遊女とも遊ぶ。端から見ると、「僧」とは思えぬ成行。
しかし、彼が救うのは「女性」であり、「虐げられたものたち」。

辻切り−稟(りん)、聖夜−貞奴姐さん、女絵師−お豊、敵討ち−喜和(きわ)、五月雨−お芳(よし)、陽炎−ひな
それぞれ、重いものを背負っています。その重荷を軽くし、彼女たちの魂を救う。

「敵討ち」の中で、成行の腕に抱かれながら稟が語る
「でも成行様に会って自分は生きていると・・・明日も生きていくのだって思いました。−私生きてて良かった・・・」
この言葉が、妙に心に響きます。

鬼が疾る(おにがはしる)
原作:北森 鴻(きたもり こう)
初版:1998年2月28日
白泉社 JETS COMICSI SBN4-592-13022-7

幕末のお江戸に、蘭法を自在に操り、死体の言葉を聞く「忌之鬼輪八」。
彼のもう一つの顔は、「幇間」として星里太夫に仕える「寿屋 喜八」。
吉原から出ることの出来ない人たちの愛と憎しみ、喜びと悲しみ。
死に行く人々と生きて行かねばならぬ人々。
喜八(鬼輪八)と星里太夫(お里様)の関係を縦糸に、悲しき町の人々の想いを横糸に織られるこの物語、どんな柄を見せてくれるのでしょうか。