5.鍼灸治療の適否判断基準

当院に出入りする子供さんや若い患者さんを見かけて、「こんな若い人が何処が悪くて通院しているのですか」という質問を受けるところをみると、「鍼灸は高齢者の慢性病に対する治療法」というイメージで捉えている方が多いようですが、鍼灸治療は老若男女を問わず幅広い世代の広範囲な病気とその症状に効果が期待できます。個別の病名や症状については治療実績で説明してますが、大体どのような時に鍼灸治療を利用すればよいかという事についてまとめてみました。

健康と美容の為の予防医学として鍼灸治療を利用する事は一番良い事です。東洋医学には「未病を治す」という考え方がありまして、中国の古い医学書には「患ってから治療をするという事は、喉が渇いてから井戸を掘ったり、戦いが始まってから兵を鍛えるに等しい事である」と説いています。何処が悪いのか判らないが、何となく体が辛く精神的にも不安定(半健康・半病人状態)、あるいは自分なりの健康法を行ってはいるが不十分な印象をお持ちの方は、ぜひ鍼灸治療をお試し下さい。


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