| 病名・症状名 | 治癒 | 改善 | 不明 | 不変 | 総数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 高血圧 | 2 | 3 | 0 | 1 | 6 |
肩こりや頭痛等で来院されている中高年の皆さんの多くは血圧が高く、病院で処方して頂いた薬を服用しながら筋肉のこりや神経の高ぶりを鍼灸で治しているのが普通です。腎臓や心臓等の病気が見つかれば、それぞれの専門医で治療して頂きますが病院の検査では高血圧以外の病気はなく、お医者さんから「少し様子を見てからお薬を飲みましょう」と言われた時は、食事、運動、休養、嗜好品の四つの生活習慣を見直すと共に鍼灸治療を行いますと自然に血圧が下がる事があります。
71歳の男性。肩こりや頭重に加え脈が早くなったので内科医の診察を受けたところ、最高血圧180mmHg/最低血圧105mmHg、1分間の脈拍数83、担当医の説明では「一過性の高血圧ですので、経過を見て降圧剤を検討しましょう」との事。10年前から当院の鍼灸治療で色々な病気を治していたので、「高血圧も何とかならないでしょうか」という相談を受けました。患部への処置に加え、手足末端の血流を促進する鍼灸治療を週1〜2回行ったところ、1ヶ月後には血圧も脈拍数も正常値になりました。2年経過後も薬を飲まずに安定した血圧を維持し、年1回の人間ドックでも病気のない事を確認しています。
この患者さんは東西両医学を上手に活用されている理想的な症例です。この他にも、当院における高血圧の診療記録には色々な症例があります。
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