平成26年度 入学式 式辞
厳しかった寒さの冬から、心地よい風を運ぶ春へと季節は変わりつつあります。
東には太平洋、西には北浦を見下ろすここ大野の大地に堂々とそびえ立つ大野中学校。
四階建ての校舎の壁面に大きく描かれた「北浦に浮かぶ帆掛け船」と「浜辺に咲くはまなすの花」、そして本校
シンボルの時計台が皆さんの入学の日を待っていました。
平成26年4月7日、大野中学校の正門をくぐり入学してきました、新入生144名の皆さん、入学おめでとうございます。
そして、保護者の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。
本日の入学式を挙行するにあたり、公務ご多用の中、ご来賓としてご列席を賜りました、鹿嶋市教育委員会委員長小澤和夫様をはじめ、
多数のご来賓の皆様、本日は誠にありがとうございます。
保護者の皆様、そして、ご来賓の方々をお迎えして、ここに大野中学校第58回入学式を挙行できますこと、誠に喜ばしい限りでございます。
教職員一同この日を心待ちにしていました。
入学生の皆さんは、いよいよ今日から、大野中学校の生徒となるわけです。
大野中学校は昭和32年に大同中学校と中野中学校の二つが合併し誕生しました。とても長い歴史を持つ中学校です。
皆さんのお家の方や親戚の方の中にもこの大野中学校を卒業している方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
校長先生も卒業生の一人です。
今年度大野中学校の全生徒数は442名です。2年生・3年生の素晴らしい先輩たちの姿を見ながら、力を合わせて大野中学校の伝統を築い
ていって欲しいと思います。
さて、皆さんは昨年の12月4日に大野中学校に集まり、中学校の授業を体験しました。どんな感想を持ったでしょうか。
中学校では小学校と違い、各教科毎に専門の先生から授業を受けることになります。
先生方の話をしっかりと聞き、基本をしっかりと学んで下さい。予習や復習も繰り返すことによって、力が付き、自然に勉強が分かるようになります。
12月4日にもう一つ、皆さんは大事な話し合いをしました。
『おおのパワーアップ大作戦』の一つとして、「大野中学校生徒憲法を作ろう」をテーマに、四つの小学校がグループを作り、その中で意見を出し合いました。
大野中学校をさらによくするための三箇条をそれぞれのグループがまとめました。「いじめは絶対しない」「みんなで協力する」「礼儀正しくする」など、
今日の入学のしおりに書いてあるように、素晴らしい考えを出してくれました。
これからは大野中学校の生徒の一人として、自分の考えをしっかり持ち、自分の良さに気づき、自分を磨いていってください。
主役は皆さんです。大野中学校の先生方は全力で皆さんを応援し、一緒になって、より一層輝く大野中学校を作っていきます。
中学生になった皆さんはこれから身長も伸び、体重も増え、そして、部活動をはじめとした様々な活動を通して、
社会の中で立派に生きていける力を身につけ、大人へと近づいていきます。
これからは今まで育ててくれたお家の方に甘えてばかりではなく、自分でできることは自分で判断し、積極的に行動をしって欲しいと思います。
以上のことを忘れないで、中学校三年間精一杯取り組んで下さい。これからの三年間は皆さんの長い人生の中で一番思いでに残る時間です。
勉強や部活動に一生懸命取り組み、友だちを多く作って思い出がたくさんできる学校生活を送って下さい。
さて、保護者の皆様、今日から大切に育ててこられたられたお子様たちをお預かりいたします。
中学校の三年間は大きく成長する過程で子供たちも大変不安定な時期を迎えます。
我々大野中学校の教職員は笑顔で温かく、そして精一杯かかかわらせて頂きます。
これからも、学校・家庭・地域・関係機関が一緒になって努力していきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、144名の新入生の充実した大野中学校生活を期待して、式辞といたします。
平成26年4月7日
鹿嶋市立大野中学校
校長 佐々木孝明