■wyse FANクラブ限定フリーマーケット(2002.7.14 日比谷公園野外大音楽堂)

 2002年6月始め。我が家にFANクラブの会報が家に届き、小さい字を隅から隅まで貪るようにして会報を読んでいました。そして、全国のFANクラブ会員と同じように、23Pに載っていた情報に驚きの声を上げました。『コアな品々を大放出!wyseフリーマーケットのお知らせ』。内容を読んでみると、なんと、メンバーが使っていた私物を売り出すとのこと。「そこまでして金が欲しいのか事務所よ…」というのが第一印象でしたが(爆・※実際のところはレポを読んでいただければ…)、何はともあれ、wyseメンバーの私物が目の前に陳列されるのです。ファンなら絶対に見てみたい!ですが、抽選で限定200名のみ参加可。元来くじ運の悪い私はダメでもともと、ぐらいの勢いで応募ハガキを郵送しました。何故にこんな人間に当たるのか理解しがたいのですが、当選通知が届いたときは文字通り舞い上がりましたね(笑)。

 さて。2日前まで台風直撃で凄い嵐だった関東地方ですが、フリマ当日は目眩するほどのカンカン照り雨天の次にタチが悪い天気です(苦笑)。11時半より会場前にて整列開始、12時よりスタートと葉書に書いてありました。私はゆっくりしているつもりはなかったのですが、会場から一番近い駅に辿り着いたのが11時半きっかり(汗)。「うわ〜、もう整列始まってる!急がないとっ!」と、駅の改札口を出て、すぐのところにある駅周辺地図にて会場を確認していたら、私の後ろから男性が一人

…この顔、この髪、このサンバイザー…。

つ、月森さん?(滝汗)

ホント驚きましたよ。隣に月森氏が同じ周辺地図を眺めているんですもの。素でドッキドキ。でも声は掛けませんでした。だって、メンバーは主催者側だから、いろいろと準備もあるだろうし、この時間に駅にいるってのは絶対におかしい訳で、本当に月森氏なのかどうか半信半疑になっていたので…。えぇ、疑惑の眼差しジロジロ舐めるように眺めてしまいましたさ。「遅刻じゃないの?月森さん」と(爆)。

ついでに。私は月森氏とは別ルートで会場近くまで行きましたが、結局は横断歩道でまたすれ違いました(笑)。横断歩道で月森氏に話しかけていた子に、「アレって、本物の月森さんですよね?」とちょっと聞いてみたら、やっぱり本物だったそうで。ただ、「近くにスタッフがいるから…」と深い話はできなかったみたいです。なるほど、上手な断り方だ(笑)。

そんな、思いも掛けずに素敵な思い出を手に入れ、ホクホクな気持ちでフリマ参加の列へ並びました。もちろん一人で。相も変わらず寂しいwyser人生を歩んでおりますが、隣に並んだ子もおひとりでの参加だったようで、遠慮がちでしたが私に声をかけてくださり…。お陰様でまた終日孤独に包まれることなく楽しいイベントにすることができました。私の場合はこのパターンが多すぎです(笑)。Tさん、ホントありがとね。ネットはやってないって言っていたから、ココは読めないだろうけれど、感謝してるよ〜。

だいたい時間ぴったりぐらいに入場開始。会場入り口付近にて当選ハガキと会員証のチェック。そして出品一覧表とエントリーカード10枚を手渡され、だいたい20人ぐらいずつ仕切りながら出品物が陳列されている舞台上へ上がりました。よくよく考えたら、こういう舞台の上に一般人である私たちが上がるってのも貴重な体験? まぁ、メンバーの私物を目の前にしているあの時には、そんな考えなぞ欠片も浮かんでこなかったのですがね(笑)

このフリーマーケットの最大の楽しみは、メンバーの私物をその手に触れ、運良ければ手に入れられること、ではありません。もちろん、それも楽しみのひとつではありますが、やはり何と言っても出品者であるメンバーとお話できることでしょう!メンバーご本人が会場内のあちこちに散らばって、お客さんを相手に出品物について語ってくれたり、質問に答えてくれたりするのです。す、凄い!お客とメンバーの距離がこんなにも近いだなんて!その近さと言ったらもう…時折、お客に紛れ、溶け込んだメンバーが何処にいるか解らなくなるぐらいです(爆)。どれほど近かったか、それはこのレポを読んでいけば、少しは伝わるかと…。

出品物の中には、「えぇ!これマジで売っちゃうの!?」というのが結構ありました。例えば、月森氏からの「額」。これは単なる額だけではなく、なんとMORIの絵付きです。「ワイズの時間」の「ワイズ写真館」で紹介していた、テレビ人間みたいな、あの絵が一緒に付いてきます。しかもMORIのサイン付き。絵はB5ぐらいのサイズで意外と小さかったですね。

あと、ブタの蚊取り線香と炊飯器。これも「ワイズ写真館」でHIROが紹介していたあのブタちゃんです。なんと拓磨の物でした。一覧表には「ぶた−思い入れアリ−」、解説に「焦げちゃう程愛用したぶたを、今度はあなたが!」と書いてありました。思い入れのある品を出品してしまうだなんて…その真相を拓磨氏本人にちょっと聞いてみました

自分「あの…このブタって、ワイズの時間で紹介されていたものですよね?」
拓磨「そうやで〜」
自分「じゃぁ、あの炊飯器も?」
拓磨「そうそう」
自分「ホントに売っちゃうですか?(汗)」
拓磨「事務所に『何か出せ〜!』言われて、仕方なく持ってきたんよ」

事務所に言われて仕方なく…。こう弁明する拓磨の瞳は夏の終わりをただ見つめていました(7月半ばだけど)。そうだよな、拓磨が自ら思い出の品を手放すとは思えないし…。そうか〜渋々出品したのか…。可哀想に…。

出品物の中には、マンガ本がたくさんありました。でも全部HIROの出品(爆)。HIRO、マンガ、多すぎ…。「魁!男塾」とか「多重人格探偵サイコ」とか「エクセルサーガ」とか…結構有名どころのマンガがたんまり。これも全部売っちゃうんだねぇ〜、などと思いながら見ていると、発見、「うしおととら」。しかも何故か7巻以降(たぶん7巻以降だったかと…ちょっと記憶があやふやですが・苦笑)。これもちょっとご本人・HIROに、1巻から6巻まではどうしたのか聞いてみたところ「貸したまま返ってきていないんだよね」とのお返事でした(爆)。そうか…だから売っちゃうのか…。


何というか、このフリマは妙に所帯じみたものが数多く出揃っていました。例えば、洗濯機とか、冷蔵庫とか、ソファに、目覚まし時計に、食器棚、テレビ、炊飯器、カーテン、乾燥機、オーブンレンジ等々…。私が個人的に一番印象深かったのは拓磨の洗濯ピンチ(衣類を干すやつ)です。もう実用性バッチリ・生活感あふれまくりの一品ですよね(笑)。あ、そうそう。乾燥機はヨコりんからの出品ですが、スタッフ曰く「ヨコりんはコレを乾燥機だと言い張っていますが、正しくは空気清浄機です。」とのこと。ヨコりん…一体どういうつもりだったのでしょうか…。

逆に、wyseメンバーならではの趣味満載なものも。マンガ、ゲーム機(サターン、ドリキャス、ワンダースワン等々)、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)、フィギュア、アンプ、エイリアン写真集等々。フィギュアはHIROからの出品で、何かの怪物みたいなものでしたが(もしかしたらファイナルファンタジーの幻獣?)、一覧表のコメントには「メンバーからもらった初めてのプレゼント」と書いてありました(爆)。メンバーから貰ったものでもいらない物は容赦なく売り飛ばす。wyseって、結構シビア?(笑)

出品物の中でも比較的大きい物は舞台上へ、その他は観客席?の前列に陳列されていまして、入場開始からしばらくの間は、スタッフがちゃんとお客さんを誘導して列が詰まらないようにしていたのですが、エントリー〆切1時間前ぐらいには、すでに会場もほぼ完全にフリーとなり、お客も見放題・話しかけ放題(笑)。と同時に、メンバーもかなり好き勝手やってました(笑)。月森氏はお客さんと並んで立位対前屈などやってましたし、ヨコりんはジャンペ(これも商品。太鼓の一種?)による軽快なリズム取りを披露し、ルイルイはお客さんへトカゲの置物について解説。拓磨もバスケットボール(※ヨコりんの出品物=商品)いじりまくり、HIROだってソファ(もちろん出品物=商品)でくつろぎまくり。あ、お客さんが連れてきた愛犬を愛でるメンバーもいましたさ。犬も可愛かったですが、小動物を愛おしい微笑みで見つめる拓磨と月森氏の方が可愛かったです(笑)。まぁ、こうやって裏方でスタッフ一同が集計に四苦八苦している間、炎天下に放置された私たちは、それぞれの時間を過ごしていたわけです。暑かったなぁ…ホント。

エントリー〆切15分前には中間発表もありまして、入札(笑)が少ない商品を発表してくれました。この時点で私はすでにエントリーカードを全部提出済(爆)。中間発表、もっと早くやって欲しかったかも…。人気薄の商品は、配送を要する大きい商品と、、そしてマンガ、セガサターンなどなど。このサターン(HIRO出品)は、なんと一部破損していることが途中で判明し、急遽「3000円から、半額の1500円に値引きします!」との発表がありました。破損していてもしっかり売るんだね…(苦笑)。

さて、エントリーを締め切った後は、メンバーとお客さんによる記念撮影の為、舞台上を簡単にお片づけ。真面目に片づけを手伝っているスタッフ&メンバーを横目に、こたつ(月森氏の出品)を囲んで座り込む月森氏とHIROの姿がとても和やかでした(笑・でも手伝いなよ君たち…。このショットは会報にも掲載されました)。そう言えば、写真撮影の後だったか前だったかは忘れましたが、ルイルイがソファベッド(HIRO出品)で和んでいると、カメラマンと化したHIROがルイルイを被写体にして写真を撮ってました(撮ってるフリだけかも知れないけど…私の位置からはよく見えなかったです。この様子は後の会報でも載っていました)。それに合わせてグラビアアイドルっぽくポーズをキメるルイルイは、段々と大胆になっていき、最後は上半身を脱ぎかけるという場面もありました。あと、マットレスを使ってエスカレーターのパントマイムを披露する王子も素敵でした(笑)。撮影は、約50人ずつに別れて4回に渡りハイチーズ。「Love & Peace」の時のように参加者全員に写真を配布、というのはありませんでしたが、たぶん会報に使われるでしょう。次の会報が楽しみだわん。(実際、会報にこの写真も載ったのですが、あまりに小さくてよく解らなかったです・苦笑)

で、メンバーの皆さんは、これからツアーに向けてのリハーサルがあるので、抽選会の前にお別れ〜(泣)。実はこのフリマ、超多忙スケジュールの中で捻り込むような形で決行したようです。ってな訳で、とりあえずメンバーの皆さんから一言ずつコメントがありました。が、何を言っていたかはよく覚えていません(爆)。確か、今日はすごく楽しかったとか、またこんなフリーマーケットをやりたいだとか、そんな当たり障りのないコメントだったような…。あと、拓磨から「今日の売り上げは全て恵まれない人達への寄付金になります」とのお話がありました。そ、それは知らなかった…てっきり事務所の金儲けの為に行われたイベントとばかり…。うぅ、事務所よ、誤解していたわ、ゴメンナサイ〜。(※ただ、売り上げから経費を差し引くとプラマイ0ぐらいなんだそうです…苦笑)。

こんな最後の場でも決してウケ狙いを忘れないのが、我らがお笑いギタリスト・HIROでございます。順々にコメントし、その間ずっとソファベッドにふんぞり返っていたHIROは、ヨコりんから仰々しく拡声器を手渡されながらも、やはりソファベッドにふんぞり返りながらコメントしようとして、月森氏・拓磨の双方から同時に見事なダブルツッコミを喰らいました(爆)。あのタイミングといい、ツッコミワザといい…ボケたHIROのさることながら、月森氏・拓磨も相当なセンスです(笑)。で、そんなHIROのお言葉は…

HIRO「拓磨の洗濯機に入ろうとしたら、電源入れないと蓋が開かないと知らされました。ネタを潰されました
お客「(爆笑)」
HIRO「月森の冷蔵庫にも入ろうとしたら、棚(仕切り板)が邪魔で入れませんでした。ネタを潰されました
お客「(大爆笑)」

HIRO…君が入ろうとするのはコンビニの冷蔵庫だけで充分だから(笑)。

本当の最後は、例の猪木ネを全員でやりました。一回失敗して、もう一度やり直しましたが(爆)、ヨコりんとHIROの一礼の後、

HIRO「いくぞーっ!!!!」
横・客「おーっっっっ!!!!」
HIRO「いち!に!!さん!!!」
お客「よ〜〜〜んっっっ!!!!

…ってな感じで締めくくりました。このネタ、FANクラブ限定イベントお決まりの締め言葉になったらどうしよう(汗)。


メンバーと別れた後、さらに30分ほど放置されて、ようやくスタッフから各商品の当選者発表。私は月森氏のシェルフ(棚…みたいなやつ)が当たりました。「どうせ外れるだろう」と思っていただけに予想外の当選予定外の出費ビックリですが(お値段がね…)、まぁ悔いはありません。えぇ、ありませんとも…無いはずですわ…ないない…。うん、無いとも…。

当選発表後の支払いはスタッフ間での話し合いに不十分な点が多々あり、非常に混乱していましたね。特に配送に関してはスタッフ同士に行き違いがあり、「着払いになる」と言うスタッフが居る一方、「配送料も商品代と一緒にいただく」と言うスタッフも…。さらに、途中で値下げ宣言があったセガサターン。ご一緒させていただいたNさんが当選されたのですが、スタッフ側に値下げの件が伝わっていなくて、3000円を支払いせざるを得なかったそうです。Nさんも値下げの話を言ったのですが、取り合ってくれなかったとか…。これはちょっと酷いんじゃないのかな〜、と思いました。もしも次回があるのなら、次こそはもっと足並み揃えて欲しいものです。


とは言うモノの。
私は凄く楽しかったです。こんなにも間近にメンバーを見られる機会なんて無いし、お話できるというのも凄い!忙しいのに、わざわざファンの為だけに、こんなにもサービス満点なイベントをやってくれるだなんて…。本当にありがとうございます&お疲れさまでした〜。そして、みぃさん。せっかく声をかけてくださったのに、全然気付かなくてすみませんでした(滝汗)。冒頭で「相も変わらず寂しいwyser人生を歩んでいる」と書きましたが、自分へと差し伸べられた手に気付いていないだけみたいですね(爆)。ホントすみません〜っ!!次は肩叩くぐらいの勢いでお願いしますっ。(おいおい)



余談。フリマから10日も過ぎても荷物が届かないので事務所に電話して問い合わせたところ、「業者を手配した。おそらく7月中には届くと思う」ってな返事でした…。
余談2。私が仕事中に、業者から自宅へ電話があり、「配送は早くても8月8日以降になる」ってな話だったようです(爆)。
余談3。しかも送料が5400円だってさ。痛っ
余談4。でも、実際に届いたのは8月5日。業者さん頑張ってくれました。ありがとう♪

シェルフ組み立て奮闘記はこちらです。興味がある人はご覧下され。



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