EMブランペレットの効用と概要

 薬及び科学肥料による大地の荒廃や汚染及び破壊は、極めて深刻となっており、大きな社会問題となっております。そこで当社は微生物をコントロールすることによって、病気の発生しやすい一般的な腐敗型土壌を病気の発生しにくい、浄菌型土壌に変えたり醗酵及び合成能力のある土壌に転換する事によって、病害虫の発生を未然に抑える働きをするシステムを開発いたしました。
 このシステムの主体はEM菌です。EM菌とは琉球大学比嘉照夫博士が開発された微生物で、土壌の活性化に大きな成果を上げております。EM菌は自然界に存在する微生物約80種類 「複合微生物(光合成菌、酵母菌、放線菌、乳酸菌)」 の事で、その特徴は好気性菌と嫌気性菌が液中で共存している事であり、このようなEM菌を使用する事により、人間の健康と環境の保全に役立つ事が可能であります。
 近年有機農業の大切さが叫ばれ、消費者もこれを求め、各地でこの運動が活発化しつつあります。昨今は推肥不足の現状から、農地に微生物を応用する試みが行われ、今後の農業にとって欠かせないものになりつつあります。
 EMブランペレットは、EM菌に米糠をブレンドしたものです。本来米糠は、優れた有機肥料として知られていましたが、欠点として、粉末のため使い難さと、酸化腐敗するため弊害も多く、全面的に利用されませんでした。
 当社は、この欠点を除去し、米糠を粒状にし、その中に土壌に有効な微生物を混入し、これらを培養することにより、米糠を酸化腐敗させることなく、醗酵腐植させることに成功し、優れた有機質肥料を創出いたしました。ついては、その実用性についてご説明いたします。


◎土壌改良にすぐれた効果
◎病害虫の発生を抑制する効果
◎燐酸の肥効大と微量要素の吸収
◎病虫害発生メカニズムの有機的応用効果
◎アンモニアガス又はメタンガス発生を抑制する効果
◎腐敗型土壌と腐植型土壌の相違と発酵合成型土壌
◎自然界はすべて陰陽のバランスで保たれる

◎土壌改良にすぐれた効果

 地の土壌は大別すると 「腐敗型土壌」 と 「醗酵型土壌」 に区別されますが、現在農地の大半は腐敗型土壌と言われています。したがって農作物に害を及ぼす微生物(セン虫等)の占有率が高く、病虫害の発生も高くなります。それに対して醗酵型土壌では病虫害の発生も少なく優良な農作物を作り出すとされてます。
 EMブランペレット肥料は、米糠で培養した有効微生物が土壌中で一層拡大し 「醗酵合成土壌」 とするため、土壌を浄化し作物の根張りと特に燐の肥効を増大させ作物の成長を助け、色ツヤ、食味、コクのある農産物を生み出し、他の有機質肥料とは比較にならない効果を発揮します。

◎病害虫の発生を抑制する効果

 物の病虫害発生は、すべてその環境により発生するもので、種類も多種多様です。特に腐敗型土壌においては、セン虫(嫌気性バクテリア)の害が多発し、これを抑制するため、土壌に滅菌剤を注入し、一時的に無菌状態にするため後に一層病虫害が発生しやすい腐敗型土壌に進化させる悪循環を繰り返しております。それに引き換え本肥料は、混入した有効微生物の活動により、腐敗型土壌に生息する、特に嫌気性バクテリアと共存し、優れた土壌浄化を促進し病虫害の発生を抑制します。特に水田においては、有害ガスの発生を抑制し根張りを増大させ、丈夫な稲を作ります。

◎燐酸の肥効増大と微量要素の吸収

 物の発育成長には、特に燐酸分の肥効が重要な事は承知の通りですが、腐敗性土壌と酸性度の高い土壌は燐酸の肥効が弱く、施した燐酸分が燐酸−石灰となって固結するため、燐酸アンモニアに変化しない特性をもっています。ところが、本肥料を施しますと、醗酵作用により燐酸分の肥効が増大し、特に茎間の詰まった作領が形成され、微量要素の吸収を助け、栄養分の高い作用を作り出し、コクのある農産物を生み出します。特に米は、味もよく香りの高いものが出来ます。

◎病虫害発生メカニズムの有機的応用効果

 でに申し上げました通り、病虫害の発生は、その環境によって異なったメカニズムをもっています。昨今の農作物は発生する病虫害の大半は、化学肥料と農薬の使用により土壌が一時的無菌状態、又は一方的微生物の増大によるものが多く、すなわち陰陽のアンバランスによって成長した作物に発生し、病害はその環境に見合った病原体で形成されます。害中も又同様のメカニズムで発生するものです。ところが、これを醗酵型合成土壌に変化させた環境では、土壌中の微生物が陰陽のバランスを保ち浄化されるため、そこで成長した現時点での病虫害の本体が不合となるため、その発生が抑制されるのです。
 例を上げれば、蚕は桑の葉だけを食べて成長し、芋虫は芋の葉以外は食べないのと同じなのです。したがって特殊微生物混合肥料を施すことにより、土壌がこれまでと違った環境に変化することによって作り出した作物が現時点で発生する病原菌と害虫に適さないため、病虫害の発生を抑制するメカニズムとなります。

◎アンモニアガス又はメタンガス発生を抑制する効果

 が腐敗する場合は、特有のガスが発生し悪臭を出したり、特に腐敗型土壌に生きもの等を入れますと、ガスの発生により、作物の根張りを悪くし、発育成長を阻害させます。本肥料を入れることにより、混入した有効微生物の活動でガスの発生を中和し、悪臭を出す原因となる酸菌と合成するため悪臭を除去する効果は抜群です。実例をあげますと

  1. 家庭用冷蔵庫の悪臭・・・コップ半分位の量を容器に入れて置くだけで一夜にしてその臭いを除く事ができます。
  2. 生ゴミ容器(コンポスター等)・・・表面に万遍なく散布すると生ゴミ特有の臭いを消す事ができます。
  3. 汲み取り式便所・・・便槽に200g〜300g入れておきますと悪臭を消せます。トイレの部屋の中に大きめの平たい容器に入れておいても臭いが消せます。
  4. 家畜の排泄物の置き場等は、その表面に万遍なく散布しておきます。
◎腐敗型土壌と腐植型土壌の相違と発酵合成型土壌

 在の農業の90%以上が腐敗型土壌と言われております。腐敗とは、物が腐る場合炭酸ガスの発生により高温を出したり、酸菌等の作用によりアンモニアガス又はメタンガスの発生する行程であります。この型の農地では、土壌中の有機物不足から団粒効果に優れたものですが、現在の農地では皆無に等しいものです。
 そこで、重要なことは微生物作用による醗酵腐植型合成土壌による農業だと言われています。醗酵腐植は、有効微生物を介在させることにより有機物に好気性バクテリアを増殖させ、低温醗酵し腐植の進行を進めるものです。合成型は増殖した微生物と土壌中に生殖する微生物が共存合成し土壌を浄化することです。
 本ペレット肥料はこの条件を満たすもので、米糠で培養した好気性バクテリアと土中に存在する嫌気性バクテリアを共存させることにより土壌の浄化を進め、病虫害の発生を抑制し、米糠の有機成分が分解して優れた肥料効果を発揮するものです。

◎自然界はすべて陰陽のバランスで保たれる

 えば、動植物がオスとメスで構成され、電気はプラスとマイナスによって作用される様に、自然は陰陽のバランスが保たれています。大地や水も同様で今日の湖沼は汚物の流入で好気性のバクテリアが異常繁殖して汚染され、農地はこれと反対に好気性バクテリアの欠如によって嫌気性バクテリアの弊害で腐敗型土壌を形成しています。科学肥料・農薬の大量使用が悪循環を作り出しているのではないでしょうか。これらすべて陰陽のバランスが保たれていない結果なのです。

◎自然界にやさしい農業は地球と人の命を守る

 い将来、人の寿命は40才とか50才と言われています。これは大気の汚染と食物の変化によるものとされています。これからの農業は、経済合理主義の経営から安心を売る農業へと変化させるべきです。微生物応用による有機農業が今後脚光をあびる時代が必ず来ると思われます。米糠ペレット肥料で自然にやさしい農業を是非おすすめすます。


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