肩こり

病名・症状名 治癒 改善 不明 不変 総数
肩こり 0 226 49 0 275
  寝違い 15 3 8 0 26
頚腕症候群 16 39 18 3 76
頭痛 6 29 8 1 44
  筋緊張性頭痛 3 24 3 1 31
片頭痛 1 6 3 0 10
眼の症状 2 26 5 0 33
  眼の疲れ 0 18 1 0 19
眼の充血 0 4 1 0 5
涙眼 0 2 0 0 2
眼の痛み 1 1 1 0 3
視力低下 0 1 2 0 3
眼の乾き 0 1 0 0 1
飛蚊症 1 0 1 0 2
鼻の症状 4 11 3 2 20
  鼻詰まり 2 10 2 1 15
蓄膿症 2 1 1 1 5
耳の症状 5 6 3 7 21
  耳鳴り 3 6 3 5 17
難聴 0 1 0 2 3
耳の痛み 1 0 0 0 1
口の症状 3 15 3 0 21
  味覚異常 1 0 0 0 1
歯痛 2 15 3 0 20
風邪症状 0 54 10 0 64

首筋や肩が凝る方は大変に多く、市販の物療器具や湿布薬等をご使用になった経験をお持ちと思います。また、お互いに揉む・叩くなどで楽になる場合はさほど問題はありませんし、スキンシップの上でも大切な事と思います。お好みによって専門のマッサージ師の治療を受ける事も良いですし、それでも治らない時には鍼灸治療をお試し下さい。

症状について

腰痛の所でも触れましたが、4本足動物であった人間が2本足で立ち上がった事による影響は、肩こりや腕の痛みの原因にもなっています。つまり重い頭を支えて自由・自在に頭や腕を動かし、五感によって得た情報により頭脳を使ったり細かい指先の仕事までする為に、肩の周囲に疲労が溜まってしまう訳です。また肩こりは全身における種々の歪みによって起こり、生涯に渡ってつきまとう症状で、あえて治癒という判定をせずに、それぞれの来院時に健康チェックも兼ねた鍼灸治療をしています。「たかが肩こり」ではなく「されど肩こり」という事で健康のバロメーターとして大切にして下さい。

東洋医学的鍼灸術では、肩こりの症状・治療法・養生の立場から、概ね二つのタイプに分けています。
 その一つは、首筋から肩の筋肉が[ガチ・ガチ]に凝り固まっている[血こり]というもので、強めの刺激で患部のこりを取り除きます。肉体的な過労があれば十分な休養を取ると共に、ストレッチングで筋肉を伸ばしたりマッサージの治療も有効です。
 二つめは、肩のこり感はあっても患部を触診してみると[フニャ・フニャ]な[気こり]というもので、軽微な刺激で気の巡りを整える治療をします。精神的なストレスがあれば解消策を見つけて下さい。何れにしても、重大な病気が隠れている事がありますから必要に応じて医師の診察を受けて頂く事もあります。
 ここでは、肩こりの原因を以下の三つに分類してみました。

首肩の骨・神経・筋肉の異常(主に血こり)
長期間に渡って肩こりを我慢したり、肩こりに気づかずに放置しておきますと色々な症状に発展する事があります。急性・激症としては[寝違い]、慢性・緩症としては[頚肩腕症候群]等があります。
頭部周囲の病(主に気こり)
「虫歯を治したら肩こりが楽になった」とか「眼鏡の調整をしたら肩がこらなくなった」という経験をお持ちの方も多いと思います。鍼灸治療の立場ではその逆で、「肩こりの治療をしたら頭周囲の症状が良くなった」という報告を聞いております。
内臓疾患の反射(血こりも気こりもある)
医師の診療を受けていない方で、鍼灸治療を行っても肩こりが治らない患者さんは、内科医の診察をお勧めるのが普通です。頑固な肩こりが治らない時は内科のお医者さんで内臓全体を診察して頂き、問題がなければ整形外科、脳神経科等、必要な専門医を紹介してもらいます。それぞれの専門医で病気が見つかれば、その治療と一緒に肩こりの治療をしますと治ります。

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